「口裂け女」が韓国に上陸。

2004/05/30 12:24 Written by コ○助

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「口裂け女」の都市伝説が日本全国を駆け巡ったのは1970年代後半のこと。コ○助は1976年生まれなので、物心ついたときにはすでに「口裂け女」の話題をする者も無く、その噂は沈静化していたのでリアルタイムに「口裂け女」トークで盛り上がった経験は持っていないなりが、ひょっとするとコ○助より5歳年上の真木さんだったら「口裂け女」に恐れおののいた経験を持っているかもしれないなりね。まあ、それは機会があれば聞いてみるなりが、日本で久しく耳にすることのなかった「口裂け女」の都市伝説が、今、韓国で話題沸騰しているというなり。な、なぜに今ごろ(笑)。

Narinari.comの読者の中には「口裂け女」の都市伝説がどのようなものなのか知らない人がいるかもしれないので、簡単に説明を。ちなみに20代前半の友人に「口裂け女って知ってるよね?」と聞いてみたら、「知らない」と言われてしまったなりよ。誰でも知ってると思っていただけに、一瞬世代間のギャップを感じてしまったなり。「口裂け女」は夜道に現れる、大きなマスクをした妖怪。子どもに近づき「私、キレイ?」と必ず聞いてくるなり。その質問に対して「キレイです」と答えると、女性はマスクを取り去り、口が裂けておどろおどろしい顔を露わにするなりね。そして「これでもキレイか!」と逆ギレするという、今考えると何とも不条理な妖怪のことなり(笑)。仮に「キレイじゃない」と答えれば殺されてしまい、逆ギレされるとひたすら追いかけられる。どう手だてのしようもない、怖い妖怪なりねぇ。この話が日本全国の小学生の間で、都市伝説として広まっていったわけなり。

西日本新聞によると、韓国版の「口裂け女」は「赤いマスク」と呼ばれており、ストーリーは次のようなものなのだとか。
「夜道を歩いていると、赤いマスクをした女が現れ『私、きれい?』と問いかける。『きれい』と答えるとマスクを取り、耳まで裂けた口を見せながら『これでもきれい?』と迫ってくる。『きれいじゃない』と答えると、刃物でのどを切り裂く」

前述の日本で1970年代後半に話題となった「口裂け女」のストーリーとほとんど同じなりね。ネットで「赤いマスク」などで検索をかけると、少し前から流行の兆しが見えていたとの情報に行き着くなりが、最近は特に酷い様子。この話を聞いた小学校低学年の児童らを恐怖に陥れており、学校では教師が授業時間を割いて「根も葉もない話」と説明するなど、教育現場に混乱を来し始めているというなり。こうして長い時を経て外国に都市伝説が飛び火するというのも面白い話。あまりこの手の話は聞いたこと無いなりよねぇ。

ちなみに、「口裂け女」に出会ってしまったらどうすれば良いのかというと(笑)。「口裂け女」の苦手なもの「ポマード」と好物が「コンペイトウ」と言われおり(※べっこう飴など諸説さまざまなようなり。>もりゃさん、さくもとさんサンキュなり!)、両方の単語を連呼するか、「コンペイトウ」を投げつけて拾っている間に逃げることができるというなり。

そういえば昔、大槻ケンジのオールナイトニッポンでポマード&コンペイトウ(このアーティスト名もどうかと思うなりが)の「口裂け女をつかまえろ!」という曲を聴いて爆笑した思い出が(笑)。今でも脳裏に残るその曲のフレーズを、テキストでお伝えできないのが残念なりよ。CDには絶対になっていないと思うので、興味ある人は中古レコード店でも探してみてくださいませ。たぶん、見つからないと思うなりが……。

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