柳楽優弥主演の映画「誰も知らない」、30か国で公開へ。

2004/05/27 16:55 Written by コ○助

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主演している子役の柳楽優弥がカンヌ国際映画祭の男優賞を受賞したことで、一気に国内外の注目が集まっている是枝裕和監督の映画「誰も知らない」なりが、柳楽優弥にオファーが殺到しているように、「誰も知らない」にも配給オファーが海外から殺到。日本の配給元シネカノンによるとイギリス、フランス、アイルランド、スペイン、ロシア、韓国など19か国ですでに契約が成立しており、アメリカ、イタリア、ドイツ、タイなど5か国とは交渉が進められているというなり。その他オファーも含めたら30か国前後での公開になる見通しなのだとか。

「誰も知らない」は1988年に実際に起こった事件をモチーフに、母親に置き去りにされ、誰にも知られることなく東京で暮らす4人の子供たちの生活と、そこに起こる出来事を子供たちの目線で描写した作品。公式に発表されているストーリーの要約を見てみると。

「都内の2DKのアパートで大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。しかし、彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの“漂流生活”が始まる。」

この、突然家を出て行く母親を演じているのがYOUなりが、結構雰囲気があるかも。柳楽優弥にばかり注目が集まるなりが、映画への本格出演は「誰も知らない」が初めてというYOUの演技もちょっと興味があるなりね。テレビで流れている短い映像を覗く限りでは、それほど演技に違和感は無さそうだったなりが、映画館で観てみると実際にはどのように映るのか楽しみでもあるなり。

是枝裕和監督は海外でも高い評価を受けている監督なので、もともと海外で配給するという話は出ていたと思うなりが、柳楽優弥のカンヌ国際映画祭男優賞受賞の勢いでその数が増えているのは確か。「チャールズ・チャプリン監督『キッド』、フランソワ・トリュフォー監督『大人は判ってくれない』など傑作に肩を並べる」と評するメディアもあるほどのようなので、国内外でどのような評価を受けるのか楽しみなりね。日本での公開は7月からなり。

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