HDDを搭載したポータブル製品というと、ソニーはつい先日HDDオーディオプレーヤー「VAIO pocket」を発表したばかりなりが、今度はMPEG-2とMPEG-4の動画再生を主な目的としたHDDビデオプレーヤー「HMP-A1」を発表したなり。製品の名称通り、「VAIO」関連の新しい周辺機器という位置づけではなく、既存のHDDビデオプレーヤー「PCVA-HVP20」の後継モデルといった感じなりね。

「HMP-A1」は20GBのHDD、液晶に320×240ドット表示可能な3.5型透過型TFT液晶を搭載。HDD内に転送した動画、静止画、音楽を再生することが可能で、再生できるのは以下のファイル形式となっているなり。
・動画　MPEG-1/2/4、Giga Pocketのビデオカプセル（AVI、WMV、dvr-msは転送時に変換）
・静止画　JPEG（BMP、GIF、PNG、TIFF、PGPFは転送時に変換）
・音楽ファイル　MP3、WAV

「PCVA-HVP20」には無かった音楽ファイルの再生に対応したのはグッドなりが、ソニーの製品なのにATRAC、ATRAC3、ATRACK3plusには対応していないなりね。ちょっと意外な感じも。

見た目は「PCVA-HVP20」よりもはるかにスマートになっており、まだやや厚ぼったいものの、それでも8mm程度の薄型化が実現されているなり。パッと見はなかなか所有欲をくすぐる感じなりよ。最大駆動時間もこの手の製品としては長めの約6時間もあるようなので、出先で動画見る分にはそれほど不便しないレベルなのではないかと。

問題は価格なりが、店頭予想価格は63,000円前後とやはりちょっと高価。これくらいのスペックの製品が3〜4万円で購入できるようになると、一気にブレイクするような気がするなりが、普通の感覚でいうとまだまだ購入しにくい価格帯なりよね。ただ、モノとしての性能やデザインは悪くないので、HDD搭載のポータブルビデオプレーヤーに興味がある人はぜひチェックしてみてくださいなり。