行定勲監督の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」に出演し、その演技の評判がすこぶる良い森山未來のインタビュー記事が報知新聞に出ていたのでご紹介を。テレビスポットや予告編でも流れていたなりが、白血病の恋人・アキ（長澤まさみ）が空港で倒れるシーンで「助けてください！」と絶叫するシーンなんかは鳥肌が立つような迫真の演技だったなりね。顔立ちはいわゆる美男子系とは異なるなりが、大沢たかおのような味わい深い雰囲気のある役者さんなり。

現在はフジテレビ系ドラマ「愛し君へ」に出演中なりが、こちらでは今のところ「世界の中心で、愛をさけぶ」とは全く違う役柄。父親役の泉谷しげるに悪態ばかり突いている悪ガキといった感じなりが、次回放送分あたりから姉思いの弟という面が徐々に出てくるようなので、こちらも熱演が期待できそうなりね。

「ダンスをやっていなかったら今の僕はいません。役者の仕事も含め、すべてはダンスの延長上に僕はいます」
「（映画の中のアキを）好きになっちゃいました。この思いが演技を通して彼女に伝わっていればいいですね」
「世界で踊りたい。ブロードウェーに立ちたいです」

映画とドラマの両作品からはあまり垣間見ることはできなかったなりが、森山未來は15歳のときの舞台デビューに際し、演出家の宮本亜門が「どんなダンスでもこなしてしまう恐るべき15歳」と唸るほどの天才的なダンサーでもあるのだとか。「ブロードウェーに立ちたい」と語るあたり、将来はミュージカルスターを目指しているなりかね。これまでの森山未來の活動を知らなかったので、ちょっと意外なり。

横道に反れるなりが、「愛し君へ」の公式ページにも森山未來のインタビューが出ているのでついでにご紹介を。
「下町の育ちらしくチャキチャキしているけど、根は真面目。母を亡くして、父である鉄雄と、姉の四季（菅野美穂）、3人の家庭で育っているので家族への思いは、それなりに持っています」
「菅野さんは、すごくサバサバされた方ですね。それでいて、最初は“なんや？　この人は”と思うくらい、腰が低くて、本当に良い方です」
「今回御一緒させて頂いている方は、みなさん気持ちの良い方ばかりです」

ドラマ、映画、舞台。いろいろな分野で活躍しそうな今後の森山未來に注目なりね。