シダックスの野間口貴彦投手、巨人入りが濃厚に。

2004/05/25 12:16 Written by コ○助

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今オフのドラフトの超目玉でもあるシダックスの野間口投手を巡って、最近嫌なニュースを目にしていたものの、気が付かないように、気が付かないようにと避けて通っていたなりが、どうやら阪神ファンにとっては辛いニュースを避けられない事態となってきたようなり。むぅ。

野間口投手はまだ20歳の若き豪腕投手。小学校の頃にボーイズリーグ「伊丹シニア」のメンバーとして世界大会に出場して5位に、関西創価高校3年のときには春のセンバツ高校野球に出場してベスト4、昨年の都市対抗ではシダックス初の準優勝に貢献し、若獅子賞を受賞。野球W杯には日本代表に選出されるなど、子どもの頃から現在に至るまで、野球選手として輝かしいキャリアを持つ選手なりね。その才能はシダックスに入社し、野村克也GM兼監督と出会ってからさらに飛躍したと言われており、150kmを超えるストレートと巧みな投球術で相手をねじ伏せるようなピッチングが、各球団のスカウトを唸らせているなり。

野間口投手を巡っては巨人と阪神の一騎打ちと言われていたなりが、オフに野村監督の三男であるカツノリ捕手が巨人にトレードされてからは、阪神の雲行きが怪しくなっていたなり。野村監督は「トレードが進路を決める要素にはならない」と明言していたなりが、その後テレビ番組で「巨人ファンだった」と告白するなど、あからさまに巨人贔屓な態度に一変。野村監督は阪神の監督を解任された過去があるだけに、その恨み辛みが今回の野間口投手を巡る獲得競争に影響を及ぼしている可能性は十分にあるかもしれないなりね。

表では否定しているものの、仮にカツノリ捕手のトレードが野間口投手の巨人入りの要因の一つとなっているのであれば、これは阪神フロントの最大の失策。巨人はカツノリ捕手を1軍戦力と見れていないことからも、対野間口戦略の一環として獲得したのは明白で、その辺を考慮していなかったのか、軽く考えていたのかは分からないなりが、いずれにしても読みの浅さが将来のエース候補を逃すという大失態に繋がることになるかもしれないなりね。

阪神は野間口投手獲得が難しいとなると、自由獲得枠では明治大学の一場靖弘投手獲得に全力を挙げることになるなりが、こちらも巨人が虎視眈々と狙っているドラフトの超目玉。東京六大学史上2人目、79年ぶりとなる1シーズン3ケタ奪三振を記録した150km右腕をも逃すようなことになると、阪神の今年のドラフトはかなり厳しいものになるかもしれないなりね。いやな悪寒がしてきたなり。

とはいえ、まだドラフトは先のこと。どうか逆転できるような要素が阪神にも見つかりますように……。

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