レッジーナ会長、中村俊輔選手の去就を語る。

2004/05/24 13:12 Written by コ○助

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ACミランの優勝で2003-2004シーズンも幕を閉じ、いよいよ選手の来季の去就が話題の中心となってきたセリエA。特に日本人選手の動向については、スポーツ新聞各紙、連日のようにニュースが出ているなりよね。柳沢敦選手はサンプドリアを退団するのは決定的で、鹿島アントラーズに復帰するか、セリエBからの昇格組に移籍するか。中田英寿選手はパルマからのレンタル先のボローニャに残るのか、パルマに残るのか、それともACミランやプレミアのチームに移籍するのか。そんな具合に、噂レベルの話が飛び交い、どこまで信じて良いのかイマイチ分からない状況なり。まあ、これは毎年のことなので、ある程度流し読みしておけば良いと思うなりが。

中村俊輔選手も、来季の去就が気になる選手の一人。今季はケガに泣いたこともあって本来の力を発揮することができず、34試合中先発で出場したのはわずかに7試合。FWではないとはいえ、得点も2得点と非常に寂しい成績に終わってしまったなり。こうした2年目の結果を受け、他クラブへの放出などを含めた何らかの動きがあるような報道もチラホラと出ていたなりが、レッジーナのパスクワーレ・フォーティ会長がそんな中村選手の去就についてサンケイスポーツの独占インタビューに答えているなり。

「ナカムラは100%残る。2006年の終わりまで契約がある」
「プロ精神は認めるが、彼が日本代表の要求に応じすぎるという問題もある。そのため、チーム内でやるべきことを完全にはできていなかった」
「(来季の監督は)契約の上で、多くの話はナカムラのことに割かれている。レッジーナも、彼に多くのプラスアルファを与えられると思う」
「まず最初に言葉。サッカーはその次。ナカムラはサッカーに関しては才能を持ち、自然にできる。しかし、言葉は意識して集中しないといけない。私はイタリア語習得について、ある計画を持っている」

レッジーナ会長は中村選手の才能はきちんと認めているので、来季はもっと中村選手を活かしたチーム作りをしていくようなりね。ただ、柳沢選手の退団の理由とされた「イタリア語が話せない」「代表への招集が多すぎる」という、中村選手も抱える同様の問題に対してはレッジーナ側としても何とかしたい様子。中田選手はイタリア語を覚えてスッとセリエAになじんで行ったなりが、そこら辺がクリアできなければ、中村選手も今後大きな飛躍はできないのかも。

サッカーだけでなく言葉を覚えるというのは大変だとは思うなりが、誰もが中村選手の海外での成功を願っているだけに、頑張って欲しいものなり。

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