NTTドコモ、ポケットベル事業から撤退へ。

2004/05/17 23:15 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


携帯電話でメールができる時代。単体ではメッセージを受信することしかできないポケットベルの存在意義を見いだすのが難しい昨今、「クイックキャスト」の名称でサービスを提供していた最大手のNTTドコモが、遂に新規の加入者受付を6月30日をもって終了することになったなり。また、今後の使用状況を見ながら、ポケットベルのサービス自体の終了も検討していくなりね。ちなみに今年3月末時点での契約者数は46万件。全盛期の1996年6月には649万件まで普及したポケットベルも、いまや14分の1程度にまで契約者数が落ち込んでしまっているなりね。

コ○助はポケットベル全盛期のちょっと前、1993年くらいの頃にポケットベルを愛用していたクチなり。ポケットベル自体は古くからあるサービスで、子どもの頃はサラリーマンの呼び出しグッズとしてオジサマが持つものだとばかり思っていたなりが、ちょうどコ○助が中学生から高校生に変わるくらいの頃に、若者がポケットベルを使うようになったと思うなりよ。電話するほどでも無い会話を友だちとしたり、待ち合わせのときの連絡手段として使ったり。本当に今の携帯電話では簡単にできることなりが、当時は固定電話や公衆電話を探しては、せっせとメッセージを送っていたなりね。

ポケットベルの端末は、今思えばすごく貧相なもの。カタカナのみ、2行しか表示できない液晶。当然液晶はモノクロだったなりが、バックライトは付いていたなりか。電話機からメッセージを送るために数字を打ち込むなりが、いわゆる「ポケベル打ち」と言われる「1-1 あ」「2-4 け」のような表を頭にインプットし、機械で打つかのような速さでメッセージを送る。なんだか今となってみると、すごいことやっていたなりね(笑)。

ポケットベルの事業者は、現在のところNTTドコモと旧東京テレメッセージの資産を買い取った鷹山の2社。NTTドコモが撤退すると、鷹山のみになるなりが、果たして鷹山はポケットベルサービスをどうしていくなりかねぇ。「クイックキャスト」のサービス廃止時期ともども、鷹山の動向にも注目しておきたいところなり。完全にポケットベルという文化が消えてしまうのも寂しい話なので、鷹山には頑張って欲しいなりが……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.