SCEIの茶谷公之CTO、「PSP」を語る。

2004/05/17 22:29 Written by コ○助

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アメリカで開催されていた世界最大のゲーム関連の展示会「E3(Electronic Entertainment Expo)」で正式に発表されたソニーの携帯ゲーム機「PSP」。その高機能なスペック、映画や音楽も楽しめるというマルチメディアな「PSP」は大きな注目を集めているなりが、その設計思想や計画についてソニー・コンピュータ・エンターテイメント(SCEI)の茶谷公之CTO(最高技術責任者)が語っているなり。

「メインメモリ32MB、組み込みDRAMが4MBというスペックは、PS2と全く同じものです」
「液晶解像度などの違いはあるものの、ほぼPS2レベルのゲームを開発できるプラットフォームになりました」
「バッテリ持続時間はアプリケーションによって大きく異なります」
「PSPは1号機だけで終わるのではなく、かつてのPSやPS2がそうだったように、時代の変化に合わせて機能が追加されることはあるでしょう。将来はPDAになったり、携帯電話になったり、様々な形態のPSPが登場するかもしれません」
「(UMDディスクは)映画スタジオや音楽レーベルからの反応は悪くありません」

プレステ2並の性能が携帯ゲーム機に。それを聞いただけでも技術の進歩を感じないわけにはいかないなりが、デモのムービーなどを見ているだけでも、あれだけ精細なCGムービーが手のひらで動くと思うとワクワクしてくるなりよね。インタビューで明らかにされているように、「PSP」は1号機で完結する製品ではなく、将来的にはPDA化する可能性はかなり高そうな気がするなり。性能的には十分だし、ゲームも、映画も音楽も楽しめるとなれば、じゃあ今度はインターネットだ、メールだ、スケジュール管理だと、機能を求めたくなるのが人情。そこまで行き着くにはまだまだ時間もかかりそうなりが、そうなったときには、今は停滞感の漂っているPDA市場に強力な喝が入るかもしれないなりね。

とはいえ、機能が強化された2号機、3号機が出るためには、まずは年内に発売予定の1号機がある程度のヒット商品になることが大前提。ライバルの「NINTENDO DS」は性能的にも価格的にも強力な敵になりそうなりが、「PSP」も頑張ってこの携帯ゲーム機市場を活性化させて欲しいなりね。そのためにも、アッと驚くような価格で登場することに期待したいものなり。

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