VIA、Windows搭載の携帯ゲーム機を発表。

2004/05/14 21:28 Written by コ○助

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今年の携帯ゲーム機市場は、圧倒的なシェアを誇る任天堂が放つ新機種「Nintendo DS」と、この市場に新たに参入するソニーの「PSP」が激突するという話題で持ちきりなりが、ほかのメーカーが入り込む余地がないとすら思えるこの市場に、果敢に挑戦するメーカーが現れたなり。まあ正確にはすでに挑戦して散り気味のノキアの「N-Gage」があるなりが、完全に不振状態に陥っているので特に触れない方向で。

今回参入が発表されたのは台湾のVIA Technologies。現在開催されているE3で「Eve Mobile Gaming Console」と呼ばれる製品を発表したなり。VIAが開発した超小型x86 CPUの「Eden-N」の533MHzを搭載した製品で、明らかにされたほかのスペックはメモリが128MB、20GBのHDD、4インチの液晶ディスプレイ(640×480)を搭載。驚くべきはWindows XP Embeddedを搭載しているということ。既存のWindows向けソフトが動く携帯ゲーム機だというなり。また、無線LAN機能を搭載しているため、ゲームソフトを専用サイトからダウンロードしてきたり、オンラインゲームも楽しむことができるのだとか。

この製品、デザインがかなり独特で、インプレスの記事の言葉を借りれば「PDAを“くの字”に曲げたような形状で、グリップ部にパッド、L/Rトリガー、4つのアクションボタン、補助機能の6ボタンラインを備える」。これまでの携帯ゲーム機では見たことがないような「くの字」がたにカクッと曲がった本体は、かなり携行はしにくそうなデザインなりが、ゲームのプレイはしやすいかもしれないなり。

ゲームソフトのインストールはUSB 2.0やType2 CFスロットを通じて行うようなりが、例えば普通にCD-ROMで販売されているソフトをインストールするにはどうしたら良いのやら。そこら辺のことは詳しく明らかにされていないのでよく分からないなりが、コ○助の大好きなコーエーのゲームが動いたりしたらかなり興奮ものだなぁ、と。まあ海外向けの製品な上に解像度が640×480までなので、そう期待するような環境は得られないような気もするなりが。

Windowsのゲームソフトを活かした携帯ゲーム機というコンセプト自体は新しいのでちょっと良いなりが、実際に売れるかと言われれば微妙なりか。販売された際にどのような市場の反応があるか楽しみなところなり。

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