「腕時計型テレビ」こと「VTV-101」レビュー。

2004/05/14 11:08 Written by コ○助

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2万円を切る価格でNHJから発売された腕時計型のテレビ「VTV-101」。SFチックなコンセプトのこの製品、実用的か否かは別にして、モノとしてそそる商品なのは確かなりよね。製品発表時のスペックでは携帯電話の背面液晶くらいの大きさの1.5インチ低反射透過型TFT液晶を搭載し、バッテリーは充電時間が1時間半、連続駆動時間は1時間程度。やはり長時間の視聴ができないことがネックになりそうな製品だとの印象を受けたなり。ITmediaに実機を用いたレビュー記事が出ていたので、気になる点などを見ていくことにするなりね。

「おそらく20年ぶりとなる腕時計型テレビの新製品は、エレクトロニクスの進化とともに大幅な小型化を果たした」
「テレビ放送の受信に必須のアンテナはさすがに内蔵できずに、付属のインナーイヤー型ヘッドホンがアンテナの役目も担当。このヘッドホンを装着しないと、テレビ画面はいつまでたっても砂嵐のままだ」
「受信感度はというと、一昔前のポータブル液晶テレビといった感じ。建物の影に入ったり、屋内などではちょっとした体の動きでも画面が乱れる」
「映画の字幕は、受信感度が最高でもよほど目がよくなければ読むことは難しい」
「長時間視聴していると本体がかなり熱くなる。省電力化に関しては、まだまだ改善の余地がありそうだ」

レビュー記事の最後にはテレビが視聴できるボーダフォンの携帯電話端末「V601N」との比較が出ているなりが、2.2インチの液晶を持つ「V601N」のほうが圧倒的に液晶テレビとしての使い勝手は上のようなり。まあそれは当然なりよね。バッテリーの問題や常に持ち歩く携帯電話の特性を考えたら、腕時計型テレビには勝ち目は無さそうなりか。

良くも悪くも「VTV-101」は第一世代の製品。「よくぞここまで小型化に成功した」と思う反面、受信感度やバッテリー持ちの問題など、まだまだ改善の余地がたくさん残されている製品とも言えるなり。NHJが今後もこの製品を発展させていく計画があるのかどうかは分からないなりが、仮に「VTV-101」があまり売れていないとしても、どうかこの路線は大事に続けていって欲しいなりねぇ。腕時計型で、もっとスマートな形状で、利便性の高いテレビだったらコ○助も喜んで購入するのに。それが60、70年代に子供時代を過ごした人たちの夢でもあるなりから……。

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