シーズンが開幕してまだ1か月半なりが、もうオールスターゲームの話題がでる時期になってきたなりね。今年のオールスターゲームのスケジュールは第1戦が7月10日にナゴヤドーム、第2戦が7月11日に南長野運動公園球場とまだ先の話ではあるなりが、ファン投票の受付が早くも15日からスタートするなり。

昨年のファン投票では中日の川崎憲次郎投手が1軍で1球も投げていないのに投手部門の1位で選出され、辞退するという「事件」が起こったのは記憶に新しいところ。中日にFAで移籍後、まったく1軍で投げることすらできずにいた川崎投手は、当初獲得票が多いことに「支えてくれるファンに感謝したい」といった感じの本当に嬉しそうにコメントをしていたなりが、実際にはその得票のほとんどが高い年俸をもらっているのに全く投げない（投げられない）川崎投手への懲罰的な意味合いを込めた、悪意ある集団投票だったことが判明すると、川崎投手も大きなショックを受けていたなりね。そのため、本来名誉であるはずの「球宴ファン投票1位」という勲章を辞退せざるを得ない状況だったわけなり。

こんな集団投票を実現させてしまったのはネットによるファン投票の仕組みが甘かったことも理由のひとつとして挙げられるなり。当初、ネット投票は1台のPCから1日5回までという制限が加えられていたなりが、この5回「も」投票できる仕組みが仇となったのは確か。また、出場者に関する規定が特に用意されていなかったことが「事件」を起こしてしまった理由とも言えるなり。

これらのことから、今年は対策を強化。組織票対策としては1人1メールアドレス限定の登録制を導入。同一アドレスからの投票は1日5回までと、投票回数に関しては昨年と変わりないようなり。また、出場者は「投手は5試合以上登板または投球回10以上」「野手は10試合以上出場または20打席以上」という規定をクリアすることが出場の条件に。これで、1軍出場のない選手をオールスターに出場させることはできなくなったなりね。

ファン投票受付が実際に始まってみないと、どのようなトラブルがあるか全く分からないなりが、どうか今年は昨年のような「事件」が起きることがありませんように。皆さんも節度有る投票を。