携帯電話各社は旬なタレントを起用してCMをバンバン流しているなりが、最近のボーダフォンは著名なタレントは起用せずにCMを展開していたなりよね。J-PHONEからボーダフォンに代わった直後はベッカムや石原さとみを起用していたので頑なに「タレントは使わない」という姿勢だったわけでは無いと思うなりが、その後タレントを起用しなくなったこの戦略には賛否両論。「タレントの出演料をカットすることでユーザーに利益が還元される」という肯定的な意見と、「CMはイメージ戦略なので、タレントは積極的に起用するべき」という否定的な意見が一部では熱い議論を呼んでいたなり。

最近の携帯電話市場の話題といえば、NTTドコモとauのシェア争いの話が中心で、ボーダフォンは蚊帳の外になりつつあるといった感じなりよね。もちろん、ボーダフォンはこの状況を良しとしているわけではなく、新端末を立て続けに投入するなど、起死回生に躍起となっているなりが、サービス面でユーザーの反感を買う施策を実施するなど、なにやらちぐはぐな印象。そこで、なのかどうかは定かではないなりが、広告戦略を見直し、再びタレントを起用することになったようなり。

今回新しくCMキャラクターへの起用が決まったのは以下の3人。
・山田優（着うたやミュージックプレイヤーを楽しめる「音楽ケータイ」）
・成宮寛貴（地上アナログTVを見ることができる「TV付ケータイ」）
・ベッキー（家族割引やハッピーボーナスといったお得な料金サービス「バリュー」）
それぞれ、CMのテーマごとの出演になるようなので、3人が一堂に会するCMは無い模様。しかし、山田優と成宮寛貴はTBS系ドラマ「オレンジデイズ」で共演しているコンビでもあるなりが、偶然なのか、意図的なのか。先に色が付いてしまっている2人をCMで揃って起用するというのはいかがなものかと。もちろん、個々としては十分にCMキャラクターとして良いとは思うなりが。

ちなみに、NTTドコモのCMキャラクターは長谷川京子、坂口憲二、加藤あい。auは仲間由紀恵、松下由樹、妻夫木聡。単純に並べてみると、ちょっとボーダフォンのCMキャラクターは一枚格落ちといった感は否めないところなりか。まあこれからの若い人をあえて起用しているのかもしれないなりよね。

新しいCMは13日から放送となるようなので、ボーダフォンユーザー以外の人もご注目を。