昨年、王貞治選手の持つシーズン55号本塁打を抜いて「アジア新記録」となる56号本塁打を放った韓国の国民的プロ野球選手のイ・スンヨプ内野手。ロッテには鳴り物入りで入団し、韓国メディアも「日本でも活躍間違いなし」とお祭り騒ぎ状態だったなりが、シーズン開幕直後は活躍していたものの、最近は調子がガタ落ちしていたなりね。

5月10日現在の成績は打率.233、5本塁打、19打点。パ・リーグでプレーする外国人選手の中では打率最下位と、期待を大きく裏切っているなり。ちなみにパ・リーグの本塁打ランキングトップは日本ハムのフェルナンド・セギノール内野手の14本。イ・スンヨプ選手は現在18位となっているなり。

2軍への降格を決めたバレンタイン監督は「技術的には問題ない。自信を失っているので、それを取り戻してもらう」と理由を説明。開幕前からずっとイ・スンヨプ選手を絶賛、じっと起用し続けてきたバレンタイン監督なりが、やはり我慢して起用できる限度を超えたということなりかね。再登録の時期などは明言していない上に、ロッテは新外国人選手を補強するとの噂もあるだけに、イ・スンヨプ選手の2軍生活は長期化する恐れも無きにしもあらず。昨オフ、メジャー移籍をブチ上げ、移籍交渉がまとまらなかったために日本球界に腰掛けでやってきたイ・スンヨプ選手本人も、まさかこんなに苦戦することになるとは思っていなかったかもしれないなりね。

2軍に降格したイ・スンヨプ選手は、早速11日のイースタンリーグ、巨人戦に出場。3打数2安打と結果を残したようなり。今回の降格はある意味リフレッシュのようなものなので、2軍で誰もが納得するような結果を残して、早く1軍に戻ることができると良いなりね。達成した「アジア新記録」の価値を下げないためにも、頑張って欲しいものなり。