米CGプロダクション「ILM」の山口圭二氏インタビュー。

2004/05/08 10:17 Written by コ○助

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ジョージ・ルーカス監督が1975年に設立した、CGを駆使したVFX(視覚効果)の研究・開発と、実際の編集作業などを行うプロダクションの「ILM」。手がけた作品は数知れず、「スター・ウォーズ」「E.T.」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ハリー・ポッター」「マトリックス」などなど、ハリウッドの超大作と呼ばれる作品の多くは、この「ILM」によって特撮処理され、世に出ているなりね。いまやハリウッドに不可欠、「ILM」無くしてはハリウッドは成り立たないというほどのポジションを築いているプロダクションなり。

この「ILM」には日本人スタッフが10人前後働いていると言われているなりが、その中の一人、山口圭二氏はCGアーティストとして活躍しており、たびたび日本のメディアにも顔を出しているのでご存知の人も多いかもしれないなりね。山口圭二氏は日本のCGプロダクション時代は石井竜也監督の映画「河童」など着々とキャリアを積み重ねていたなりが、会社の上下関係や学歴主義といった日本的な発想に疑問を抱き始めたため、ハリウッド挑戦を決意。財布に3万円とクレジットカードだけを持って単身渡米し、ジェームズ・キャメロン監督が設立したCGプロダクション「デジタル・ドメイン」に入社。「タイタニック」などを手がけたあと、「ILM」へと転職。今や一線のクリエイターとして多数の大作に携わっているなりね。

そんな山口圭二氏が製作に参加した最新作が、アメリカで公開された(日本公開は9月4日)「ヴァン・ヘルシング」という作品。ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男といったモンスターが一同に集結したVFX満載の作品なり。予告編を観た限りでは、よくあるタイプのアドベンチャー映画といった感じなりが、約160億円もの製作費を投じた意欲作なのだとか。このインタビュー記事は山口圭二氏と、CGに関する作業を統括したスコット・スクワイアーズ氏に対するもので、山口圭二氏のコメントは少ないなりがご紹介しておくことにするなり。

「皮膚を裂いて変身したり、毛皮を破って人間に戻るのだが、『裂く』という行為をCGで表現したのは今回が世界で初めて」
「『ヴァン・ヘルシング』は間違いなく自分にとって自信作の一つになる」

「ILM」にとっても意欲作のようなので、日本公開の際に興味ある人はぜひぜひ。

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