オリックスの具臺晟投手、移籍を志願か。

2004/04/28 12:57 Written by コ○助

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昨年までオリックスのエースとして活躍、今季も開幕投手を務めた具臺晟(ク・デソン)投手。今季は阪神から移籍したトレイ・ムーア投手と昨年途中から加入したジェイソン・フィ リップス投手と合わせて外国人投手3人制となったため、1軍の出場選手登録と抹消を繰り返しながらの起用となっているなりね。27日付けの韓国の一部スポーツ紙の報道によると、具臺晟投手はこの状況に不満を持っており、伊原監督と対話を持つことを希望。話し合いが決裂した最悪の場合にはトレード志願も辞さない構えだというなり。

具臺晟投手は来日前の2000年までは韓国リーグのハンファに所属。1996年には投手部門の4冠を制する(18勝、防御率1.88、40SP、勝率.857)など韓国プロ野球を代表する選手として活躍していたなりね。2000年のシドニーオリンピックでは韓国代表として3位決定戦の日本戦で松坂大輔投手と投げ合い、見事に日本打線を封じて銅メダルの獲得に貢献。2001年にオリックスに移籍、抑えとして起用されるものの、制球が安定せずにそこそこの活躍。翌年からは先発に転向し、2002年は5勝、2003年は6勝と、エースとはいえ勝ち星は満足いくものではないなりね。

今季の具臺晟投手は登録と抹消を繰り返す不安定な起用が影響しているのか、4月28日現在の成績は5試合に登板、0勝4敗、防御率5.64と散々なもの。外国人選手枠を争うライバルのムーア投手が5試合で4勝1敗、防御率5.93(これも酷い数字なりが)と勝ち星を残しているので、具臺晟投手が弱い立場にあるのは確かなりね。

移籍云々はまだ憶測の段階で、球団側がこれから事実確認のために事情聴取を行うようなりが、昨年オフには巨人と阪神が水面下で獲得に動いていたという情報もあっただけに、状況次第では電撃移籍、なんてこともあるのかも。特に巨人は投手陣が弱いので、ストッパーとして実績のある具臺晟投手の受け皿になる可能性はあるかもしれないなりね。しばらく具臺晟投手の発言とオリックスの対応に注目しておきたいところなり。

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