6月にCDデビューの注目株。女性シンガーソングライター、レイチェル・ヤマガタ。

2004/04/24 00:03 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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見た目はアラニス・モリセットとリブ・タイラーを足して2で割ったような自然派フェイス。はサラ・マクラクランのハスキーで伸びがあるヴォーカルに、シェリル・クロウのロック調、ノラ・ジョーンズのけだるさ、さらにビョークの抑揚で味付けした感じ。そして音楽自体はかすかに昔のエアロ・スミスのバラードを思い起こさせ…。

6月にアメリカでアルバムデビューするレイチェル・ヤマガタはそんな新人アーティストです。

バージニア州のアーリントン出身の彼女。日系の父親と、ドイツとイタリアの血を受け継ぐ母親の間に生まれた26才のシンガー・ソングライターです。あ、このコンビネーションは三国同盟ですか(笑)。

2才の時に両親が離婚してから、1年単位で両方の親の間を行き来して成長し、その環境が彼女の「根付かない生活でも、どこにいても常に自然体でいられる」早熟な性格形成につながったとか。

そんな成長過程と身近に常に音楽がある環境(親戚に音楽化が多いそうです)で、13才の時には独学でピアノをマスターし、14才で初めて作曲。高校卒業後はシカゴのノースウェスタン大学で演劇を専攻。オペラを集中して学んだそうです。

そんなクラシカル音楽の畑にいた彼女がPop音楽に目覚めたのが、ある日友人と観に出かけたBumpusというバンドのライブ。このバンドはファンクとソウルとグルーブをミックスした音楽をウリにしており、シカゴ近郊で人気だそう。レイチェルはかなりこのバンドのライブで衝撃を受けて、しかも運良くバンドメンバーとも知り合いになり、後にバック・ボーカルとして参加。

大学の勉強とバンドと、さらには寿司レストランのウェイトレスなどの仕事を両立して頑張ったんだそうです。そして、バンド内の実力が認められてからはリードボーカルに昇格。バンドの顔そして声となりました。

しかし、自分の可能性を求めてソロに転身し、2003年にはEPを発表。それがMTVやCNNでも紹介され、大手レコード・レーベルのRCAからも注目され、今度晴れてこの会社からメジャー・デビューとなったそうです。

日系のアーティスト、と言うことで最初レイチェル・ヤマガタに着目したウォール真木ですが、音楽を聴いてもなかなか♪今後を見守って行きたいアーティストでございます。

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