「この上なくいい人」阪神の井川慶投手とは。

2004/04/21 17:49 Written by コ○助

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いまや阪神、そして球界の不動の左腕エースにまで成長した井川慶投手。1997年のドラフト2位で水戸商業高校から阪神に入団した井川投手は2001年からメキメキと頭角を現し、昨年は20勝&沢村賞を受賞するまでになったなりね。阪神の沢村賞受賞者は1979年の小林繁投手以来、生え抜きの投手としては1968年の江夏豊投手以来という快挙。井川投手が投げる試合は安心して見ることができる、本当にエースらしいエースと言えるなりね。

サンケイスポーツに、そんな井川投手の人柄を紹介した記事が掲載されていたなり。ちょっとベタな話なりが、優しい人だということが伝わるエピソードだったので見ていくことにするなりね。昨年12月のこと。井川投手が実家の茨城県大洗町の近くの海岸を歩いている時に、段ボールの中で寒さに震える捨てられた子犬を発見。見て見ぬふりができなかった井川投手は子犬を連れ帰って看護し、母校の大洗南中学の知人に相談、引取先を見つけたというなり。捨てられた犬を拾って助けてやるという良い人エピソード。ベタな話なりよね(笑)。でも、よく聞く話ではあるなりが、風貌そのままに純朴な人なんだろうなぁ、ということは伝わるのではないかと。

井川投手は2002年オフに晴れて1億円プレーヤーとなったなりが、倹約家としても有名なりよ。野村元監督からは「もっと遊んで金を使え」と珍指令が出たことがあるほど。独身者であることを良いことにずっと寮で生活を続けていたなりが、基本的に外出や外食はせずに寮のご飯で食事を済ませ、休日は寮で12時間近く寝るという生活。趣味はテレビゲームと部屋の掃除という、何とも変わった1億円プレーヤーなりね(昨年12月にようやく退寮。現在は一人暮らし)。

また、東京への遠征時には財布に1.500円しか入っていないこともあるのだとか。大金が一気に転がり込むと人が変わったように使い始める選手も多いと聞くなりが、井川投手はきっと現在の年俸が将来に渡って続くわけではないことを重々承知しているのだろうし、引退後の生活のこともすでに考えて貯蓄に励んでいるのかもしれないなりね。まだ24歳だというのに、しっかりとした若者なり。

阪神ファンとして心配なのは、やはりFA権を獲得したあとの動向。順調に行ったとしても2009年に取得する予定とまだまだ先の話なりが、これだけの投手なので、将来的にはメジャー……という流れになってしまうなりかねぇ。まあ先の話すぎてあまりイメージが湧かないなりが(笑)。とにかく、これからもケガをすることもなく、大エースとして活躍を続けて欲しいものなり。

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