各球団との対戦が一巡、阪神の課題は。

2004/04/19 07:57 Written by コ○助

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セ・リーグは4月2日の開幕から約2週間が経過、各球団が一通りの対戦を済ませたなりが、18日の時点での順位は1位広島、2位中日、3位阪神、4位巨人、5位ヤクルト、6位横浜の並び。下馬評のそれほど高くなかった広島が安定して勝ち星を挙げ、首位に立っているのは正直驚いている人も多いのではないかと。やはり昨年優勝の阪神と、「史上最強打線」を掲げた巨人の体たらくがセ・リーグの混戦模様を演出しているのは確かなりよね。まったく、この2球団は何をやってるんだか(笑)。

阪神と巨人、この両球団はともに似たような問題を抱えているなり。チーム本塁打数は巨人が31本(リーグ1位)、阪神が24本(同2位)と、共に花火は打ち上がるなりが、チーム打率は巨人が.242(同6位)、阪神が.250(同5位)という低さ。つまり、ヒットが出ない状態が続いているなりね。また、もっと深刻なのは投手陣。巨人は失点が81(同6位)、チーム防御率が5.34(同6位)。阪神は失点が77(同6位)、チーム防御率が4.87(同5位)。先発、中継ぎ、抑えの各投手がピリッとしない状態がオープン戦から続いていて、ともに苦しんでいるといった感じなり。しかし似通った成績なりねぇ。辛うじて阪神のほうがマシな気がするなりが、それもどんぐりの背比べなり……。

阪神に目をやると、痛いのは井川&福原投手に続く先発投手が藪投手くらいしかいないこと。それに、盤石なはずだった安藤&ウィリアムス投手の両ストッパーが全くダメなこと。せっかく勝ちパターンの試合展開になっても、後ろの投手が試合を壊すといったことが、この15試合で何度あったことか。オープン戦からずっと調子が上がらないとは言っていたなりが、4月も下旬になるというのに、そろそろ何とかして欲しいなりねぇ。打撃陣での誤算は、金本&矢野の不調。共に打撃陣の柱的な存在なりが、金本選手がここまで打率.232、矢野捕手が.235とサッパリ。まあ金本選手に関しては、本人も広島時代はスロースターターだったと語っているくらいなので、今年は例年にならっているだけなのかもしれないなりが、矢野捕手はちょっと心配なところなり。

調子が悪い、ダメなところばかりが目立つ今年の阪神なりが、幸いなのは、そんな状態でも現在3位に踏ん張っているというところ。これから若い先発投手がどんどん1軍に上がってくる予定だし、この4月の調子を先々に引きずっていくことがありませんように……。早く問題点を修正して欲しいものなり。

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