「やり直したい気持ち」高橋尚子インタビュー。

2004/04/18 16:49 Written by コ○助

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アテネ五輪代表メンバーからの落選が決まった直後の記者会見では「小出監督をオリンピックに連れて行けなかったことが一番悔しいし、悲しい」と語り、「またファンに元気な姿を見せたい」と明るく笑顔で振る舞っていた高橋尚子。その場での表情とは裏腹に、徐々に語られているように、やはり内心は相当ショックだったようなりね。まあ東京国際女子マラソンのタイム的にある程度の覚悟はしていたとはいえ、年齢的に次のオリンピックは絶望的といわれているので、もうオリンピックには行けないという現実を突きつけられたときのショックは、想像に難くないなり。

あれから早1か月。落選が決まったときの心境や、今後の活動について、朝日新聞のインタビューに答えているなり。

「(名古屋を走らなかったのは)ちょっとだめだったかな。東京の結果に悔いはないが、その後からはやり直したい気持ちもある」
「アテネ五輪への思いは強かったです」
「ああしておけばよかったと思うのは、名古屋に出るのか出ないか、どうしようか、という部分」
「アテネが終わったら、現役に区切りをつけるつもりでした。アテネを走ったら、ようやく卒業かな、旅立てるのかなと思っていた」
「サッカーも中田英寿選手のような存在があるから、子どもたちも夢を抱く。せっかく金メダルを取ったことを無駄にしちゃいけない、ここで私が道をつくらないと、と思った」

落選が決まったあと、家族などと旅行に行ったりしてリフレッシュをしたことで、今ではもうすっかり立ち直っているのだとか。当初はアテネ五輪で引退をしようと思っていたのに、出場できなくなったことで、マラソンの良さを多くの人にもっと伝えていきたいと思うようになったというなり。なので、これからもどんどんマラソンを走って、記録を出していく、と。

非常に前向きな姿勢になっているのは何より。よくスポーツ選手が目標を見失ったときにダメになっていくことは多々あるなりが、抜け殻にならずに済んだのは本当に良かったなりね。オリンピックの舞台では高橋尚子が走る姿は見られないなりが、世界陸上や大きな大会では、まだまだ高橋尚子の走る姿を見ることはできそうなので、一年でも長く競技生活を続けて欲しいものなり。

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