アメリカのビックリなお菓子。

2004/04/16 21:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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それは、はるか昔。ウォール真木がまだ幼い子供の時の思い出でございます。

その頃、まだ日本に住んでいたワタクシですが、同い年のアメリカ人のお友達がおりました。お母さんが日本人の双子の男の子で、日本語も英語もペラペラ。

私と話すときは日本語、兄弟同士で話す時は英語と、バイリンガルな彼らにものすごく憧れてましたなぁ。もちろん、3人で遊んでいる時に、突然私に通じない会話で話し出す2人に、私としては取り残された気もして、子供心にちょっとばかり悔しかったり。

そんな経験をしたからかどうか。いつか私も英語が話せるようになりたい!と『セサミストリート』とかを観始めたのもあの頃だったなぁ(遠い目)。考えてみれば、あの2人の影響でウォール真木はその後、海を越えてアメリカまでやって来て…。そのまま日本に帰らず親不孝なことをしてしまっているワケですが(笑)。

さて、話はさておき。

この友達がある日、手に持っていた不思議なモノ。鉛筆ぐらいの太さと長さだけど、なんだか柔らかいし。見た目はねじったヒモ、しかもプラスチックのような光沢。なんだこりゃ?と思っていたら、イキナリ彼らがそれをバクバクと食べ初めて…。

ひーーーー!

と驚いていたら、私にも食べろと言うのですよ。美味しいから、と。で、勇気を出してかじってみたのですが。

その食感は最初「ぐにゃ」で、その後すぐ「ぶちっ」と切れる感じ。で、噛んでもこう、キャラメルのように口で溶けるワケでもなく、ボソボソとしたまんま。なんか、古くなったゴムをかじったら絶対こんな感じです。

さらにそのシロモノ、イチゴ味だったんですが、粉っぽくて子供用のハミガキ粉みたいでした。決して喉元から奥に飲み込んじゃいけない…と思わせる様な味で(汗)。

あまりの衝撃的な味と食感。トラウマになったか、大人になってもいまだに忘れられないでいます。実際アメリカに着たばかりの頃、アレを食べている人を見かけて、なんだか懐かしくも、口の中にヘンな唾液が溜まってきて、うーんと思ったことがあります。

さて、初めて食べた時にはその名前さえも知らなかったものの、私の幼い記憶にかなりのインパクトを与えたそのお菓子の正体とは?それはチョコレートで有名なハーシーズ社が発売しているTwizzlers(発音は「トウィズラー」)です。

あれ以来、二度と食べないと誓ったトウィズラー。しかし最近コ○助さんに送りつけたり、ナリナリ読者の方から問い合わせのメールが来たりと、なんだかこのお菓子が再度私の人生のネタ的ランキング上位に(笑)。

これは何かの啓示かとも思い、気が付いたらスーパーのレジ横に並んでいたソレを買っていました。


なつかしのイチゴ味。昔の思い出そのままです(笑)。

この写真のパッケージは一番小さなサイズで10本入りですが、この他に1kg近い大きさのパッケージも売っています…。

袋を開けると5本がくっついた状態で、それをはがしつつ食べるのも、あの頃のまんま。


ぐにょ〜ん。

あー、本当にゴムみたいです。食べ物にあり得ない固めの弾力を感じます。で、これを食べるワケですね(汗)。でも長年のこちらでの生活で、意外とアメリカの味覚になれて、美味しいと感じるかもしれない。それはそれでなんか自分が悲しいですけど(笑)。


いざ。

ぱくり…。

………。

やっぱり昔の思い出のとおりの味です(汗)。ある意味、変わらない味で嬉しいですが…。しかし、一口食べて残りを捨てるわけにもいかず、ちょっと苦労しつつモゴモゴとむなしく食べていますと…(涙)。

子供達が匂いを嗅ぎつけてワラワラやってきました。お菓子に対しては、ものすごい探知レーダーを内蔵している彼女達。チョーダイ、チョーダイが始まりました。まあ、好きなだけ食べなさい…。


ぱくりっ♪ほくほく顔の長女と…


ひたすら、アグアグと食い続ける次女。

うーん、さすがアメリカ人の血が入っているだけはあるな。って、あんまり甘い物食べ過ぎるのは良くないぞ、と。

残りを没収したら、かなり怒ってました(笑)。

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