東京ドームの巨人主催試合、観客動員数水増しの謎。

2004/04/11 18:13 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


もう何年も前から、知る人ぞ知る東京ドームの観客動員数水増し発表疑惑。疑惑、というよりも水増していることはすでに証明されており、1988年4月7日から続く「巨人主催試合の連続満員記録」を白々しく感じている人も多いなりよね。

なぜ水増しが証明されているのかというと、常に「55,000人」観客動員数が発表されるものの、消防法に基づいて消防署に届けられている観客収容人数は「46,314人」だから。つまり、客席は46,314席分しか無いわけで、毎試合のように収容人数が1万人近くも水増しして発表されているわけなり。まあそんなことを考えなくても、テレビ中継を見ていれば、空席が目立つ試合ですら「55,000人」と発表されていることに、疑問を抱かないわけがないなりが……。

そこまでの事実が明らかになっているのに、なぜ巨人は白々しくも「55,000人」にこだわって「超満員」の発表を続けているのか。夕刊フジの記事によると、この点について、巨人の球団関係者の中には「いい加減、インチキな発表を続けるのにも無理がある。明らかに、席が空いているんだから、球場に来れば満員じゃないのは一目瞭然でしょう」と疑念を抱いている人もいるのだとか。

また、球界関係者の話として「観衆は主催者球団の営業担当者が独自に発表するもので、実数とはまったく違う。営業側にしてみれば、観客が多いことで、人気球団であることをアピールしたいという思惑がある。特に、球界の盟主という自負のある巨人は、絶対に観客動員では負けられない」と、巨人が「55,000人」にこだわる理由を分析。

巨人の人気凋落が叫ばれる中、数字にもそれが現れてしまったら営業サイドからするとたまらないということなりか。まあナベツネは中継の視聴率がちょっと下がっただけでも、かなりおかんむりなりからね。観客動員数が明らかに減少していることが数字で出てしまったら、その逆鱗に触れることは間違いなし。だからと言って、嘘の発表と明らかに分かっているのに、「55,000人」と発表し続けている神経はいかがなものかと。

ただ、他の球団も水増し発表をしているのは事実。なので巨人ばかりが責められることではないなりが、実数をちゃんと発表した方がファンも納得すると思うなりよ。なにかこう、嘘で固められた体質、というのが見えて嫌な感じなり。

東京ドームでの巨人戦、中継をぜひチェックしてみてくださいなり。空席が目立つ試合でも、必ず「55,000人」で発表されているなりから……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.