メッツの松井稼頭央内野手、開幕戦で初打席初球本塁打。

2004/04/07 11:33 Written by コ○助

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巨額の契約でメッツ入り(3年2,300万ドル。約25億700万円)し、新たな核弾頭として期待されていた松井稼選手。ところがその期待を裏切るかのように、オープン戦は22試合に出場し、打率.192、1本塁打、8打点、2盗塁という成績で終わり、開幕に不安を残していたなりね。移籍後、ずっと「1番・ショート」での起用を明言していたアート・ハウ監督も、オープン戦終盤には打順降格を示唆するようなコメントを出したり、ニューヨークのメディアも批判的な論調の記事を書き始めたり。開幕前から松井稼選手の実力を疑う声が日本にも届いていたなりね。

ところが、ブレーブスとの開幕戦に「1番・ショート」で出場した松井稼選手は大爆発。メッツは先攻、プレイボールと同時に迎えた第1打席。昨年21勝を挙げているラス・オルティーズ投手の初球、高めのストレートをいきなりガツンと叩き、バックスクリーンに飛び込む先頭打者本塁打を放ったなりよ。確かに、試合前に「節目の試合は初球から打つ」と「初球打ち宣言」をしていたようなりが、有言実行、しかも最高のかたち、最高のインパクトの本塁打デビューとは。

松井稼選手はこの後も大当たりで、第2打席はライト線に2塁打(1打点)、第3打席は押し出しの四球(1打点)、第4打席は右中間に2塁打、第5打席はなんと敬遠。3打数3安打2四球。これまでの不安が嘘のような固め打ちを見せてくれているなり。メジャーでの初戦、ここまで派手にデビューを飾るなんて……。

ちなみに過去の日本人野手のデビュー戦の結果を見てみると。
イチロー(マリナーズ) 5打数2安打0打点(開幕戦スタメン)
松井秀喜(ヤンキース) 4打数1安打1打点(開幕戦スタメン)
新庄剛志(メッツ) 1打数1安打0打点(開幕戦途中出場)
田口壮(カージナルス) 3打数0安打0打点(6月デビュー)

イチロー選手はキッチリとデビュー戦から打っているなりが、松井稼選手のインパクトはそれ以上のもの。まあ初戦の結果が良かったからといって、これから波に乗っていけるとも限らないのが難しいところなりが、もちろん、このまま順調に行ってくれると良いなりよねぇ。

とりあえず、これでニューヨークのメッツファンに松井稼選手の名前は認知されるはず。もっともっと打ちまくって、イチロー選手のようなメジャーを代表する選手として全米で認知されるようになるまで、頑張って欲しいものなり。明日の地元紙の評価が楽しみ、楽しみ。

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