絶好調の阪神、唯一の火種。

2004/04/06 15:50 Written by コ○助

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キャンプ時からずっとレギュラー争いが繰り広げられてきた阪神のショートのポジション。昨年レギュラーに定着し、打率.301をマークした藤本敦士内野手と、早稲田大学のスターから阪神のスターを目指して加入した鳥谷敬内野手が激しい競争を見せていたなりが、開幕してみるとオープン戦の結果があまり良くなかった鳥谷選手がレギュラーに。

伝わってくる談話では、藤本選手はかなり納得がいかない思いでベンチにいるようなりが、岡田監督は今年は鳥谷選手の育成に務めることを決意したのか、はたまた取り沙汰される「密約」が存在していたからなのか。しばらくは鳥谷選手で行くと決めているようなりね。

巨人との開幕3連戦を振り返ってみると。鳥谷選手は一貫して7番・ショートで出場。3試合の通算は12打数2安打、打率.167。まあ確かに打率はこの程度ではあるものの、まだ他の選手も当たりが出ているわけではないなりからね。例えば今岡誠内野手は14打数3安打、打率.214。マイク・キンケード内野手は10打数1安打、打率.100。なのでたった3試合でどうこう言うのもどうかと思うなりが、3試合全打席を見ていてひとつだけ思うのは、オープン戦のときには感じた「打ちそうな感じ」が、今はあまりしないということ。例えば「ここは三振しそうだな」と思えば三振するし、「ここは併殺くさいなぁ」と思えば併殺打を打つし。

要は相手投手の決め球を必ず振りに行くとか、低めの難しい球に手を出すとか、ある程度その打席の結果が打つ前に見えてしまうなりよ。チャンスに打順が鳥谷選手に回ってきたときに、単純に「ここは点取れなそう」という雰囲気になってしまったときに、チーム内に不協和音が生まれてしまうのはもちろん、ファンの間でも不信感を抱いてしまう危険性があることは、今後岡田監督は考えておかないといけないように思うなり。藤本選手もかなり良い状態で開幕に突入していたなりからね。代打や守備固めで藤本選手が出場したときのファンからの大声援を見ていると、岡田監督も鳥谷選手に固執するのではなく、ある程度柔軟なかたちで起用法を考えたほうが良さそうなり。

とはいえ、もちろん鳥谷選手はゴールデンルーキー。大きく育って欲しいことは間違いなし。阪神という特殊な球団に入団してしまった以上、マスコミの注目を集めるのは仕方ないだけに、決してマスコミに潰されるようなことにだけはならないことを祈りたいなり。球団はちゃんと守ってあげて欲しいなりね。

まだたった3試合。せめて各球団との対戦が一巡するくらいまでは、暖かく見守って行きたいところなり。

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