日本サッカー協会、ジーコ監督の後任人事に着手。

2004/04/06 10:17 Written by コ○助

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2006年W杯ドイツ大会のアジア1次予選で、格下相手に苦戦を続ける日本代表。初戦のオマーン戦は終了間際の後半ロスタイムに運良く得点が入って1-0の辛勝。第2戦のシンガポール戦も、終了間際の後半37分に勝ち越しのゴールが出て2-1の辛勝。2試合で「勝ち点6」を獲得したのでひとまず安心とはいえ、まさか1次予選でここまで苦戦を強いられるとは誰も思っていなかったなりよね。

特にシンガポール戦での苦戦は「有り得ない」展開。サッカー解説者の中西哲生曰く「Jリーグの磐田や鹿島でも大差で勝てる相手」のシンガポールに、ややメンバーを欠いていたとはいえ、欧州組を招集してこの内容。ファンも半ば呆れ模様で、まだ1次予選だというのに、早くも「ジーコではW杯は無理」との声が日増しに高まっているのが現状なり。

マスコミやネットのファンの声は、ほとんどジーコ監督に批判的なもの。あまり擁護している意見は見かけないなりね。特に、コンディションが悪いのに、ネームバリューだけで「欧州組」を招集することにこだわり続ける点に対する批判が強いようなり。

確かに、海外に移籍していても全く試合に出場していない選手が多いわけで、そういう選手は試合勘が鈍っているだろう、ということくらいは素人でも分かること。まあ素人だから分からない部分もあるとは思うなりが、こうして結果が伴っていない以上、別の選手選考の方法も考えるべきだとは思うなりが……。

日本サッカー協会はこれまで一貫してジーコ監督擁護の立場を取っていた(当然なりが)ものの、さすがにアジア1次予選の戦いぶりには失望しているようで、後任監督のリストアップに着手し始めたようなり。その一人として名前が挙がったのはジェフ市原のイビチャ・オシム監督。1986年に旧ユーゴスラビア代表の監督に就任し、1990年のW杯ではベスト8に進出。欧州各国のクラブで監督を歴任し、リーグ制覇やカップ戦の優勝など輝かしい経歴を持つ監督なり。すでにジェフ市原には代表監督候補にリストアップされていることは報告されているのだとか。

実際にどこまで話が進んでいるのかは不明なりが、ジーコ体制が盤石ではなくなってきたのは事実。ジーコ監督との契約はアジア1次予選終了後の11月24日までということなので、それまでに誰もが納得のいく結果を残さない限り、「解任」の二文字が浮上してくる可能性は高くなってきたなりね。

なにはともあれ、誰が監督であろうと日本代表が強ければ問題なし。とりあえずはジーコ監督、頑張って欲しいものなり。

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