西武、スコット・マクレーン内野手が復帰。

2004/04/04 17:38 Written by コ○助

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4月4日現在、5位に低迷している今年の西武。現時点の順位よりも、心配なのは開幕直前に主砲のアレックス・カブレラ内野手が右腕を骨折したことによって、打線の核がいないままシーズンに突入してしまったことなりよね。

現在、3番・フェルナンデス、4番・和田、5番・貝塚という打線を組むことが多いなりが、5番に関してはほぼ日替わり状態。これまで起用された選手は貝塚選手のほかに大島裕行外野手や後藤武敏内野手などがいるなりが、いずれも6番か7番あたりで気楽に打たせれば活躍しそうなタイプなだけに、ちょっとまだ5番は荷が重い印象。松井稼頭央内野手が抜けただけで打線が弱々しく見えたのに、カブレラ選手が離脱したことで急激に西武打線に威圧感がなくなってしまったなりよね。そこで、窮余の策として西武が白羽の矢を立てたのが、昨年まで在籍していたスコット・マクレーン内野手だったなり。

マクレーン選手は2001年に西武に入団。1年目から打率は.247と低めながら39本塁打、87打点を挙げ、カブレラ選手と共に強力な打線の一角を形成していたなり。2年目の2002年は4月にいきなり左手首を故障して離脱、打率.238、2本塁打、5打点と不本意な成績で一時は解雇も検討されたなりが、結局残留。一念発起した2003年は打率はまたしても.225と低調ながら26本塁打、69打点とそこそこの活躍をしていたなり。マクレーン選手自身は2004年も残留を望んでいたと言われているなりが、球団側は3年間の通算打率が.237と極端に低いことをネックに解雇を決めたなりね。

日本を去ったマクレーン選手は今年からカブスとマイナー契約を結び、ここまでメジャーのオープン戦24試合で打率.348、6本塁打と大活躍。打撃開眼したのか、単にメジャーの野球が合っているからなのかは定かではないなりが、数字上は解雇の最大にして唯一の理由となった低打率が改善されているかにも見えるので、西武がマクレーン選手に飛びついた理由も分からなくはないなり。ただ、実際日本に戻ってきたところで、過去3年間と同じように攻められたら、やっぱり打率は残せないような気もするなりが……。

まあそれでも20〜30本塁打放てる長打力は今の打線には欲しいところだろうし、マクレーン選手が打線に加わるだけで若干威圧感も増してくるなりからね。カブレラ選手が復帰するのは順調にいって6月頃と言われているなりが、それまでの「繋ぎ」の役割だけでなく、シーズン通して活躍できると良いなりね。頑張って欲しいものなり。

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