元西武の水尾嘉孝投手がエンゼルスに入団。

2004/03/30 11:55 Written by コ○助

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昨年秋に西武を解雇され、今年になってメジャー挑戦を明らかにしていた水尾投手なりが、3月22日に受験したエンゼルスの入団テストの結果、見事に入団が決定。年俸は推定で33万5,000ドル(約3,685万円)と、西武時代の推定年俸2,300万円を上回る好条件での契約を掴んだ模様。35歳という年齢と、日本のプロ野球を解雇された選手としては異例の契約内容なのではないかと。

水尾投手は1990年のドラフト1位で横浜大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)に入団。当時、大洋の球団史上初の「契約金1億円プレーヤー」として話題をさらったなりが、1995年にオリックスに移籍するまでの大洋(途中から横浜に球団名称変更)での成績は、わずかに20試合に登板、0勝5敗0セーブ。横浜ファンからはよく「契約金泥棒」と猛批判を浴びた選手でもあるなりね。

オリックスに移籍後は主に中継ぎとして活躍。特に1997年には68試合に登板、1勝2敗2セーブ、防御率2.26、翌1998年も55試合に登板、3勝0敗0セーブ、防御率1.89と鬼神の如き活躍を見せ、2001年から西武へ。西武でも中継ぎとして重宝されていたなりが、昨年は登板機会に恵まれず、解雇されてしまったなりね。

その後、ロッテ、近鉄、巨人などの入団テストを受けたものの不合格に終わり、「学生時代からの夢」だったというメジャー挑戦のため渡米。入団テストのチャンスをうかがっていたなりが、エンゼルスの入団テストに合格することができたわけなり。エンゼルスのビル・ストーンマンGMは水尾投手のことを「実際に試合で投げさせてから判断したいが、シーズン途中から中継ぎの左腕戦力として期待している」と評価しているようで、開幕は3Aからのスタートになるものの、メジャー昇格の芽は確実に有りそうなりね。

日本に比べると選手寿命の長いメジャーなので、水尾投手も、もしかしたらこれから大成功を収める可能性も。日本で超一流の成績を残した選手、というわけでは無いなりが、メジャーでどの程度活躍できるのか楽しみなところなり。水尾投手にもぜひご注目を。

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