スコッチの本場イギリスで焼酎の試飲会。

2004/03/27 21:39 Written by

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数年前からじわじわと拡がって、いまやピークの様相を見せている焼酎ブーム。その波に乗って、最近焼酎事業に力を入れている三井物産が、欧米のマーケットを開拓すべく、ロンドンで試飲会を開いたのである。

今回三井物産が輸出販売を開始するのは本場九州の本格焼酎。宮崎の芋焼酎5銘柄、大分の麦焼酎1銘柄、熊本の米焼酎3銘柄などである。当初は日本食レストランなどが中心になるとのことで、当面実際に消費するのはあちらに住む日本人が大半かもしれないが、いずれ地元のレストランにも販路を広めたいとのこと。

焼酎、みなさんの中で酒をたしなむ方々は飲んでおられるであろうか。最近では百種類以上などの多くの銘柄の焼酎を置く『焼酎バー』といった感じの店が増えたり、一部の銘柄が希少価値も手伝って以前では考えられないほどの高値で取引されたりしているほどである。三井物産も今月、製法と貯蔵に手をかけた鹿児島の芋焼酎を一本1万円の定価で売り出すと発表しているのである。

私サクラも二年前に行きつけの居酒屋での常連の飲み会で、どなたかが差し入れで持ってこられた『百年の孤独』を調子こいてグビグビとやっていた記憶がある。でも私の前に座っていたおねえちゃんはさらに調子をこいて、それでグレープフルーツ割を作って飲んでいたような。恐るべし。

今までもイギリスに向けて焼酎の輸出が行われていたが、臭いや癖がなく、飲みやすいものが中心だったとのこと。今回の試飲会には芋焼酎も多く含まれており、「焼酎に個性ある様々な風味があることを知ってもらえる」と歓迎する日本レストラン関係者の日本人もいたとのことである。そう、米や麦などの飲みやすい焼酎もいいけれども、やはり芋焼酎のあの癖、個性がたまならいのである。醍醐味なのである。

他に私サクラが好きなのは、福岡の胡麻焼酎や奄美の黒糖焼酎など。ああ、最近それらの焼酎を飲んでないので、飲みたくなってきた。でも以前よく都内でロックで飲んだ後、帰りの電車の中で寝てしまい乗り過ごしたものであった。白金の串焼き屋『K』のみなさん、お元気ですか?最近顔を出さずにどうもすみません。と、そんなことはどうでもいいのである。

こうしてじわじわと国際的になりつつある焼酎、ふだんはあまり縁のない方も、機会を作って個性的な焼酎を試してみてはいかがだろうか。ただし飲みすぎにはくれぐれも気をつけて。

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