「パッション」観て警察に自首。

2004/03/27 02:22 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカで映画「パッション」が公開されて、はや一ヶ月ほどですが。いまだにランキングも上位に食い込んで人気上々。さらに、4月にはキリスト教にとって大切な祝日である復活祭もあるので、この時にまたこの映画を観る人が増えるのではないかと予想されています。

一体、この映画一本でメル・ギブソンはいくら稼ぐんでしょうか?なんてヨコシマな想像してみる罪作りなワタクシです。

さて、集客数に限らずいろいろな意味で話題を振りまくこの映画。毎日のように「パッション」関連のニュースがあちこちで報道されています。しかし、今回のニュースはちょっとばかり異色。

テキサスに住む21才のディーン・リーチ。彼はなんと1月に元ガールフレンドを殺害し、さらにその遺体を自殺に見せかけてアパートに放置。しかも、殺人の理由がこの元彼女が彼の子供を妊娠しており、その生まれてくる子供の親として責任を果たすのが嫌だったからだとっ。ふてえ野郎だ…(怒)。

警察もこの事件を自殺と判断して、捜査を打ち切ったそうで、リーチはまんまと法の裁きの届かないところに…。

しかーしっ。

3月に公開された「パッション」を観たリーチ。なんとその内容の濃さに自分の道徳観も開花させられちゃって。ああ、自分はなんてことをしてしまったのか…と良心の呵責に耐えられなくなって、とうとう警察に自首。自分のしたことを全て隠さずコンフェッションしたんだそうです…。

なるほど。法は欺いたが、神は欺けなかったのね。

何はともあれ、これで元ガールフレンドとそのお腹の赤ちゃんが戻ってくるわけではないでしょうが、少しはその御霊が成仏することになったかな、とそう思ってしまったニュースでした。

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