アッカ、顧客情報の流出で謝罪会見。

2004/03/25 21:13 Written by コ○助

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第一報でお伝えしたとおり、Yahoo!BBに続いて顧客情報の流出が判明したADSL事業者のアッカが坂田好男社長出席のもと謝罪会見を開いたなり。

まだ詳細な流出の経緯については調査中なりが、3月22日に朝日新聞社から201人分のリストの照会を受けたことがきっかけで流出が判明。アッカ側で確認作業をしたところ、顧客リストと合致したため、今回の謝罪会見となったわけなり。現時点では201人分が確認されたというだけで、実際にどれほどの規模の流出があったのかは不明。201人分はあくまでも名簿の一部である可能性が高く、加入者および解約者を合計すると最大で約140万人分の顧客情報が流出した可能性も否定はできないのだとか。

現在までに分かっていることは以下のとおり。
・流出した個人情報は氏名、郵便番号、住所、電話番号、申し込み連絡用のメールアドレス、性別
・クレジットカード番号などの信用情報は流出していない
・提携しているプロバイダ12社のうち7社(OCN、@nifty、DION、BIGLOBE、ASAHIネット、So-net、TikiTikiインターネット)のユーザーがリストに含まれていた
・2003年3月末から5月上旬の期間のデータが抽出されたと推定される

とりあえず、今回判明した201人のユーザーに対しては手紙やメールで謝罪をするようなりが、Yahoo!BBのような金券での対応はしない模様。まだどれだけ規模が拡大するか分からないなりからね。仮に全会員分の流出が判明でもしたら、アッカの体力的に金券を全会員に配布するなんてことができるかどうか。なので、今のところは謝罪のみの対応でも致し方ないなりか。

報道されている内容を総合すると、アッカもYahoo!BB同様、内部の人間による情報持ち出しが流出の原因のようなり。まあ得てして情報漏洩なんてそんなものなりが、インプレスの記事によると「データベースへのアクセス権限を持っていた466名はすべてのデータを閲覧できたほか、社内全体でもインターネットの接続やWebメールの利用できた。また、外部メモリの利用などは禁止していたものの、現実的に利用は可能だった」ということなので、すべてが社員のモラルに委ねられていたわけなりね。普通に考えて、ちょっと管理態勢が甘すぎるような気がするなりが……。

Yahoo!BBのユーザーがそうだったように、アッカの会員も、とても不安なはず。早く今後の対応策や経緯を明らかにし、ユーザーの信頼回復に努めて欲しいものなり。

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