「地味」から脱却、ボビー効果のロッテ。

2004/03/22 10:34 Written by コ○助

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今年のパ・リーグを盛り上がるのは、間違いなく日本ハムとロッテ。例年、あまり日の目を見ないこの両球団なりが、「北海道移転」「新庄加入」「35年ぶりオープン戦首位」の日本ハムと、「バレンタイン監督復帰」「韓国の本塁打王獲得」「小宮山復活」のロッテは、いずれも積極的な補強が功を奏し、注目の的になっているなりよね。また、ヒルマンvs.バレンタインという、外国人監督同士の対決ということも、今シーズンを盛り上げる要素のひとつになるのではないかと。いずれもメジャーが認める優れた実績を持つ監督。日本のプロ野球で監督を務めていることが、何だか不思議なくらいなり。

今年、9年ぶりに日本球界に復帰したバレンタイン監督。1995年、日本球界にとっても久々の外国人監督ということで注目を集める中、巧みな選手操縦術や名采配でロッテを2位にまで躍進させ、ロッテファンのみならず多くの野球ファを魅了。ただ、残念なことに広岡達朗ゼネラル・マネージャー(当時)と折り合わず、たった1年で解雇されることになったなり。その後ロッテが低迷を続けたこともあって、「ボビー待望論」が根強く唱えられ続けて来たなりよね。そんな積年の思いも詰まったバレンタイン監督なので、当然人気の方も抜群。「地味」な印象の強いロッテなりが、今年はボビー効果で脚光を浴びることが多くなっているなり。

例えば取材の数。これまでなかなか実現しなかったスポーツ紙の一面を飾ることもしばしば。バレンタイン監督への取材も殺到しており、来日以来超過密スケジュールが続いているというなり。営業面への貢献度も大きく、年間予約席や前売りチケットの売れ行きも好調、ファンクラブの会員数も30%増、グッズも超人気と、まさにボビー効果が炸裂。かつてないほどロッテ人気が高まりを見せているなりね。

長年低迷を続けているロッテが、こうした人気を集めるのは素晴らしいこと。とかく暗い話題の多いパ・リーグなので、明るい話題を提供してくれる今年のロッテは、とても良い感じだと思うなり。ただ、もちろん本業の野球で成績を残さなければ、今の人気は一過性のモノで終わるのは確実。シーズンに入ってみて、例年通り下位を低迷ということでは、昨日今日ファンになった人たちは付いてこないなりからね。なんとか優勝に絡むような成績を残して、シーズン終了時に「やっぱりバレンタイン監督は凄かった」と言わせるような、そんなシーズンになることに期待したいものなり。

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