スターバックス、米でCD作成サービスを展開。

2004/03/18 05:16 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


その昔、音楽をダウンロードさせ、MDに書き込んで販売するスタイルのキオスク端末が駅構内などに設置されていたことがあったなりが、アッという間に消えたことがあったなりよね。思ったほどデータをダウンロードして購入するというスタイルが早すぎたこと、購入できる楽曲の種類が少なかったこと、MDユーザーが多くなかったこと、駅というロケーションで音楽を買うという文化が根付かなかったことなどなど、失敗に終わった原因はいくらでも考えられるなりが、アメリカのスターバックスは、同じようなスタイルのサービスを「CD作成」に置き換えて展開し始めたようなり。

スターバックスがHewlett-Packardと共同で展開するのは新業態の「Hear Music Coffeehouse」。「音楽を中心に据えたコーヒーショップ」というコンセプトで、カリフォルニア州サンタモニカで営業を開始、今春にもシアトルで10店舗ほど展開していく計画のようなり。

サービスのイメージを追っていくと。まず店舗には70台のHP製のタブレットPCが設置されており、お客さんは自由に端末を操作。5大レーベルのうちEMI、Sony、Universal、Warner Musicが用意した20,000曲以上の楽曲から好きなものをチョイスしてCDを作成。BMGとも交渉を続けているようなので、5大レーベルが揃うのは時間の問題みたいなりね。ちなみにCDのラベルもいくつか用意されたデザインから好きなものを選べるようで、これでスターバックスのイメージに合わせた良さげなCDができあがるのではないかと。肝心の楽曲ファイルの値段はCD1枚と最初の5曲のセットが6.99ドル、6曲目からは1曲99セントで提供される模様なり。

コ○助はいつもアルバム曲よりはシングル曲を「ながら」視聴するスタイルが好みなので、楽曲単位のダウンロード販売というスタイル自体は昔から歓迎しているなりね。ただ、これまでは販売される楽曲がハンパな品揃えだったりして、全く購買意欲をそそらないサービスばかりだったなりが、Appleの音楽配信サービスの成功によって、大手の音楽レーベルもこの手の事業に本腰を入れ始めたのは良い傾向だと思うなり。

スターバックスもそういった流れを受けた上で、新たな展開をしていこうという気概が感じられるし、なかなか楽しみなサービスのように思うなり。コ○助も日本でこのCD作成サービスが展開されていたら、ちょっと使ってみたいと思うかも。自分でパソコンでやれば良い……というのは、きっと技術も時間もある人の弁。忙しい人やライトユーザーにとっては、簡単に音楽のダウンロード販売を楽しめ、しかもそれがなじみのあるCDで提供されるのであれば、新しいサービスとして根付く可能性はある……かもしれないなりね(笑)。まあ、やっぱり半信半疑ではあるなりが。

スターバックスの新サービス、成功するかどうか、今後の成り行きに注目なり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.