海外ローミングサービスに対応したauのグローバルパスポート対応端末は、これまで最新機種に比べるとどうしても一世代前の端末といったイメージが強かったなり。グローバルパスポートを利用するユーザ数から考えても実際に売れ線になる端末ではないので致し方ないことではあったなりが、それでも最新の機能を備えた対応端末が欲しいという声は根強くあったなりよね。一番良いのは、「グローバルパスポート対応端末」なんて謳わずに、標準機能としてどの端末も海外で使えるようになったらこの上なく便利だとは思うなりが、それも端末価格の高騰を招くので難しいなりかねぇ。カメラ機能と一緒で、「カメラ使うぞ」と意気込んで買うものではないけれども、標準で搭載されていたら使うかも、という潜在的なユーザーは多いはずなので、auの端末すべてが海外でも使えるようになれば良いのに。海外旅行へ行く人は多いわけだし。

5月から発売される三洋電機製の「A5505SA」はauが提供するほぼ「全部」の機能（WINは除く）を詰め込んだ豪華な端末。メガピクセルカメラ、ラジオ機能、電子コンパス、外部メモリ、QRコードリーダ、USBポートなどなど、海外で使うことを前提としなくても、日本でも最新の端末として利用することができるわけなり。昨年発売された前モデルの「A5503SA」に比べるとメガピクセルカメラ搭載（前機種は31万画素CMOS）＆外部メモリ搭載（前機種はスロットなし）＆USBポート搭載（同）＆海外で使えるというだけでも、かなり魅力が増したのではないかと。

ちなみに現在auのグローバルパスポートは韓国、アメリカ（本土とハワイ、グアム、サイパン）、カナダ、オーストラリア、中国（香港）、ニュージーランド、台湾、タイで通話が可能。韓国に関しては日本と同様、EZweb、Eメール送受信、Cメール受信が可能で、順次エリアを拡大していくのだとか。つまり、海外へカメラ付き携帯を持っていけば、写真撮ってすぐ送るということができるわけなりね。良いなりねぇ、これ。コ○助も携帯ひとつ持ち歩けば海外からでも更新を……ということだって、夢ではなくなってきたなりよ。と、将来的な海外逃亡を計画してみたり。逃亡なりか……。

ま、とにかく「A5505SA」は魅力的な端末であることは間違いなし。海外行く用が無い人でもぜひチェックしたい端末なり。