阪神の鳥谷敬内野手、開幕レギュラー内定か。

2004/03/16 16:15 Written by コ○助

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徐々にプロの球にも慣れ始めたのか、オープン戦序盤にヒットが出ずに苦しんでいた鳥谷選手も、最近ではだいぶ結果を残せるようになってきているのをほくそ笑みながら見ている阪神ファンも多いのではないかと。キャンプの頃から練習では非凡なものを見せていたので、あとは実戦に慣れるだけ……皆にそう評された大物ルーキーは、着々とレギュラーに向けて経験を積んでいるなりね。

鳥谷選手が開幕レギュラーの座を掴むために蹴落とさなければならないライバルは、昨年レギュラーで3割の打率を残した藤本敦士内野手。この両者のバトルに関してはキャンプの頃からお伝えしているなりが、やはり昨年一年間レギュラーを張った強みと、過去3年のプロ経験による貫禄からなのか、素人目には打撃に関しても、守備に関しても藤本選手の方が動きがこなれている感じはしているなり。それはオープン戦での打撃成績にも顕著に表れていて、鳥谷選手が34打数8安打4打点の打率.235なのに対し、藤本選手は23打数13安打4打点で打率.565。これだけ見ると藤本選手が圧倒的優位に立っていて、鳥谷選手がレギュラーを掴むのは難しそうな気がするなりが、どうやら岡田監督が抱く考え方はちょっと異なるようなりよ。

もちろん、まだレギュラーが藤本選手とも鳥谷選手とも語ってはいないなりが、岡田監督は「(オープン戦の)数字は全然見ていない。数字だけで決めるなら小学生でも分かるわ」と明言。これは、オープン戦で圧倒的な数字を残している藤本選手優位と見る向きを牽制した発言とも見えるなり。一部では、この言葉から開幕は「7番・鳥谷」、もしくは「8番・鳥谷」でいくと報道されているなりね。もちろん、鳥谷選手がどんなプレーを一年通して見せてくれるのかは楽しみなりが、藤本選手は心中穏やかではないはず。誤解のないよう、藤本選手が納得する説明がされれば良いなりが……。

岡田監督が鳥谷選手のレギュラーにこだわるのには、大きな理由があるなり。今季も始まっていないのに来季の話になるなりが、来季、岡田監督は大きなコンバートを計画していると言われているなりよ。それが「セカンド・藤本」「ショート・鳥谷」「サード・今岡」というもの。まあこれも本来サードながら今季はファーストを守るアリアス、本来外野手ながら今季サードを守るキンケード、それに加えて片岡、関本といった並み居るサード候補が今季どのような活躍をするのかにもかかっているなりが、この案を実現させるには鳥谷選手がショートのレギュラーを確実なモノにできるかどうかにかかっているなりね。そのため、今季は鳥谷選手に経験を積ませる必要があると判断していると言われているなり。

オープン戦はあくまでもオープン戦。この場での好不調では当落を決めないという岡田監督なりが、果たして巨人との開幕戦のオーダーに名を連ねるのはどちらなのか。大注目なり。

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