高橋尚子、アテネ五輪出場を逃す。

2004/03/15 15:37 Written by コ○助

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昨年11月の東京国際マラソンでまさかの失速。日本人トップの2位に滑り込んだものの、記録は平凡な2時間27分21秒に終わってしまった高橋尚子選手。以降、アテネ五輪代表の座を確実にするためにほかの代表選考レースに出場するか否か、大きな決断を迫られていたなりが、高橋尚子陣営が出した答えは「ほかの選考レースには出ない」。これはフルマラソンを短期間に2回(選考レース+五輪本番)走らせることによって消耗しきってしまうことを懸念しての決断だったわけなりが、結果としてこの決断は裏目に出てしまったなり。高橋尚子選手はアテネ五輪落選。補欠からも漏れてしまい、完全に五輪への出場の可能性は無くなってしまったなりね。

日本陸上競技連盟が出した結論。アテネ五輪代表に選ばれたのは、昨年夏の世界選手権(パリ)で銀メダルを獲得、代表に決まっていた野口みずき選手、1月の大阪国際マラソンで優勝した坂本直子選手、そして14日の名古屋国際マラソンで優勝した土佐礼子選手。補欠には千葉真子選手が選ばれたなり。

シドニー五輪で金メダルを獲得、国民栄誉賞にも輝き、この4年間、テレビやCMで人気者になった高橋尚子選手なりが、あまりにも東京国際マラソンでのタイムが悪かったのが致命的な結果となってしまったなりね。過去の実績や人気だけでは、五輪代表の座は掴めなかったなり。31歳という年齢的にも、次の北京五輪は無理だと思われるので、大レースで高橋尚子選手の姿を見ることはもうできないのかもしれない……。そう思うと寂しいなりが、これも勝負の世界。仕方のないことなりか。

高橋尚子選手のことばかりが話題になってしまうなりが、代表に選ばれたのは野口みずき選手、坂本直子選手、土佐礼子選手の3人。アテネ五輪が終わったときに「陸連の選考は間違ってなかった」と皆が思えるような、そんな活躍を期待したいものなり。

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