「どんな時でも向上心」城彰二選手インタビュー。

2004/03/12 00:10 Written by コ○助

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山田玲司という漫画家をご存知なりか? 代表作は「Bバージン」や「ストリッパー」といった週刊ヤングサンデーに連載された作品が多いなりが、現在週刊ビッグコミックスピリッツでも「ゼブラーマン」を連載しているなりね。大ヒットはしていないなりが、中堅くらいのポジションにはいる漫画家なりか。

この漫画家、「ゼブラーマン」のほかにも週刊ヤングサンデーに「ONE ON ONE 絶望に効くクスリ」というインタビュー漫画を連載していて、これがなかなか面白いなりよ。過去にインタビューに登場した相手はヤングサンデーのサイトに一覧になっているなりが、みうらじゅん、はねるのトびらメンバー、漫画家の井上雄彦、「グレートジャーニー」でおなじみの関野吉晴、宮藤官九郎などなど。その筋の「オンリーワン」な人に、「悪夢の時代」を生きる術を問うという、真面目なインタビュー漫画なりね。そして、今週号に取り上げられたのが城彰二選手だったなり。

かつて日本代表のエースとして、派手な活躍をしていた城選手。1996年のアトランタオリンピックにはエースストライカーとして出場。1998年W杯フランス大会でも全3試合に出場(無得点)。2000年にスペインリーグのバリャドリードへ移籍し、15試合で2得点。サッカーに詳しい人ならともかく、一般の人にしてみれば城選手の記憶は1998年のW杯あたり、良くて2000年のスペインリーグ移籍あたりで止まっているかもしれないなりね。事実、大きなメディアを騒がせていたのはそれくらいまでだったから。

現在、城選手はJ2の横浜FCに所属しているなり。スペインから帰国した城選手は横浜Fマリノス→ヴィッセル神戸と渡って横浜FCにたどり着いたなりね。

「ONE ON ONE」は横浜FCの「練習場」を訪れるところから始まるなり。そこは民間のフットサル場。サッカーグラウンドの約4分の1という狭い狭いフットサル場。横浜FCは専用のグラウンドを持っておらず、民間のフットサル場を借りるのが基本で、フルコート借りられない場合は半分の広さで、コート自体借りることができなかった場合にはフィットネスクラブで筋トレを行うという練習環境だというなり。かつて日本代表のエースにまで上り詰めた城選手は当然最高の練習環境を知っている選手なりが、それでも楽しそうに練習のことについて話していたのだとか。

1998年のW杯について触れたとき、「あれは…きつかったですね…」とコメント。帰国時に空港で水をかけられるという侮辱を受けたことではなく、きつかったのは「あの時…カズさんがいなくなった事」。心の支えとして、常にカズ選手の弟分として戦ってきた城選手にとってカズ選手がいなくなったことは相当ショックだった、と。大会前日はショックから眠ることもできず、相当なプレッシャーを受けていたと語っているなりね。

と、まあこんな具合でインタビューは続くわけなりが、漫画なので非常に読みやすいし、何よりも城選手の近況を知ることができたのでなかなか面白かったなりよ。メディアに叩かれていた時期もあったなりが、今なお代表復帰を諦めていない城選手なので、本当に頑張って欲しいなりね。

時間があればコンビニなどでぜひ立ち読みor購入を。

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