岡田監督が2軍監督時代から「秘蔵っ子」と言われていた関本選手をご存知なりか？　天理高校から1996年にドラフト2位で阪神に入団した関本選手なりが、大型内野手との期待をされながら、けがを繰り返してこれまで才能が開花せずにいたなりね。ちなみに、関本選手と同じ年にドラフトで入団した選手は、1位が今岡誠内野手、3位が浜中おさむ外野手。結果的には希に見る大成功のドラフトだったなり。

昨年は1軍では36試合に出場、打率.268、4本塁打、12打点。まだまだレギュラーをつかむには程遠い成績だったなり。その関本選手が今年はキャンプから調子が良いようで、オープン戦では暴れまくり。今年のオープン戦は鳥谷敬内野手や桜井広大外野手がクローズアップされることが多いなりが、関本選手はこの2選手を上回る活躍を見せているなりね。

3月5日現在、オープン戦3試合すべてに出場し、11打数7安打6打点。コ○助も4日のロッテ戦をケーブルテレビで見ていたなりが、右へ左へ、状況に応じて器用に打ち分けていたなりよ。昨年までは大振りして三振とか、一発はあるものの、打席に立っていてもあまり期待することができなかったなりが、今年はなにか堂々としている感じ。2軍時代の師匠である岡田監督が1軍監督に就任したことで、「自分にもチャンスがある」と感じているのかもしれないなりね。若手が活躍して、ベテランが刺激を受けるのはチームとしてはベストのかたち。関本選手や桜井選手のような活きの良い選手が結果を残してきたのは、阪神が活性化してきた証拠でもあるなり。

噂では、そのパンチ力を買われて毎年のようにパ・リーグの球団からトレードの打診があるという関本選手。阪神でレギュラーを掴むには片岡篤史内野手やジョージ・アリアス内野手を蹴落として三塁のポジションを奪わなければならないなりが、片岡選手もアリアス選手も決して若くないなりからね。たとえ今年は控えに甘んじたとしても、腐らずに次代のクリーンアップ候補として、阪神で頑張って欲しいものなり。絶対他球団に行ったら、打ちまくると思うなりよ。ほんと……。