阪神のマイク・キンケード外野手、捕手起用にGOサイン。

2004/03/03 06:31 Written by コ○助

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先日お伝えしたとおり、捕手での起用も大まじめに検討され始めたキンケード選手なりが、3月2日に初めてブルペンに入り、ピッチャーの球を捕球する「捕手テスト」が行われたなり。投げた投手は福原忍投手。150km近いストレートを放り、スライダー、カーブを投げ分ける、阪神の先発ローテーション入りが期待される(万年)エース候補なりね。何が言いたかったかというと、1軍レベルの投手相手の、ちゃんとしたテストが行われたということ。「ちょっと捕手もやってみました」というレベルのテストでは無かったようなり。

かつて2Aビンガムトン時代に「4番・捕手」として90試合に出場した経験を持つキンケード選手なので、取りこぼすことやミットが動くこともなく、キャッチング技術は全く問題ないレベルと首脳陣も高評価。これには福原投手も「全然気にならないですね」、隣で見ていたという石毛投手も「すごく投げやすそう」と絶賛。捕手で起用するかどうかを最終的に判断する岡田監督も「手首が柔らかいな。あれだけ大きくて、投手が投げやすいやろ。全然問題ない」と語り、緊急時に捕手として起用される可能性が十分あることを示唆したなり。

さて、キンケード選手が捕手として起用できるめどが立つとどうなるのかをおさらいしておくなり。阪神は正捕手・矢野、二番手・野口までは決定しており、これは不動。問題は三番手の捕手なりが、若い浅井&狩野を一軍に帯同させておくべきか否かが悩みの種だったなりね。基本的に捕手は交代の少ないポジション。二番手の野口捕手までが欠場するケースはシーズン中にあるか、ないかという程度のレベルの話であり、あくまでも「保険」でしかないなりよね。その「保険」のために、ベンチ入りの野手を一人減らして三番手の捕手を入れておくべきなのか、それともキンケード選手を緊急時の捕手として起用することで、ほかの野手を一人余計にベンチ入りさせておくか、という点が焦点となっていたわけなり。

キンケード選手の捕手起用のめどが立ったことで、岡田監督の頭の中には「右の外野手」を代打要員としてベンチ入りさせる考えがあるようなり。「右の外野手」といえば、今売り出し中の桜井広大外野手の名前がいの一番に思い浮かぶなりが……。これまで一貫して「開幕2軍スタート」と言われているなりが、ひょっとしてひょっとするかも。

打つほうも、今のところ全く問題なし。守備面でも使い勝手が良さそうで二重丸。超優良外国人選手という期待を持たせてくれるキンケード選手なりが、どうかこの期待がシーズンでもずっと持続できますように……。

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