子どもたちのテレビゲーム離れ、さらに進む。

2004/03/02 23:32 Written by コ○助

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ゲームソフトの売り上げ低迷していることからも、よく囁かれているテレビゲーム離れの傾向。昨年末にコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が小学生を対象に行った調査の結果、その傾向が顕著に表れたようなり。

調査の対象は首都圏や広島県などに住む小学校1〜6年生と未就学児童など計483人。テレビゲームをしない理由を問うたところ、「ゲーム機を持っていない」(56%、複数回答可)「ほかの遊びの方が面白い」(41%)の順になったのだとか。子どもの遊びといえば、以前はテレビゲーム一辺倒だった時代だったものが、多様な遊びの時代へとシフトしていることがうかがえる結果となったなりね。

しかし皮肉なのは、最近の小学生に人気の遊びというのが、ベーゴマの発展系である「ベイブレード」や、カードゲームの数々、そして「ゾイド」などに代表されるアクションフィギュアの類といった、コ○助が幼少の頃によく遊んだものの、もっと言えば古くからの遊びを焼き直したものに回帰しているという現実。テレビゲームが行き着くところまで行ってしまい、価格的にも子どもの手が届くところではなくなってしまったことが、結果として原点回帰を促しているのかもしれないなりね。それに加え、子どもが普遍的に「楽しい」と感じる、カードゲームなどにある面白さが、テレビゲームには欠けていたのかもしれないなり。

とはいえ、テレビゲームが無くなるわけでも、このまま市場が萎んで行くことを良しとするわけでもなし。せっかくここまで成長した市場であり、文化なので、もう少し子どもにも優しいゲームの開発が急務と考えて良さそうなりね。正念場の今こそ、ゲームメーカーの腕の見せどころなり。

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