プロ野球オープン戦が開幕、阪神は白星発進。

2004/02/29 08:05 Written by コ○助

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2月のキャンプインから徐々に野球気分が高まりを見せるものなりが、オープン戦が始まるとその気分はさらにグッと高まってくるなりよね。やはりキャンプで行われる紅白戦とは異なり、ユニフォームの違う選手同士が試合をしているのを見ると、開幕への思いが募ってくるものなり。昨年の日本シリーズ終了から約4か月。毎年思うなりが、このオフの4か月間がなんと長かったことか……。

さて、今年の阪神のオープン戦初戦の相手はオリックス。ムーア&谷中両投手が移籍し、中村勝広元阪神監督がゼネラル・マネージャーに就任、伊原春樹監督は元阪神コーチ。また、阪神の岡田彰布監督はオリックスの元コーチという、なにかと因縁のある対戦となったなり。シーズン中には無い対戦なので、こういった試合が見られるのもオープン戦の醍醐味なりよね。

先発は阪神が福原忍投手、オリックスがマック鈴木投手。コ○助はこの試合を中継で見ていたなりが、マック鈴木投手の名前を聞いたときに「今日は勝ったな」とすぐに思ってしまったなりよ。どうしても四球連発で崩れる自滅型のピッチングが頭にあるなりからね。でも、28日のマウンドに立っていたマック鈴木投手は、確かに四球は依然として多かったものの、要所を締めるピッチングで、あまり危なげがない印象を受けたなり。まあ球がかなりばらついていたので、阪神打線が的を絞れずにいたという感じもしたなりが、それでも5回を2安打1失点という内容は立派なのではないかと。ほぼ完璧に阪神打線をねじ伏せていたなりからね。

一方の阪神の福原投手。こちらは残念ながら、毎年あまり投球内容に変化がないというか……。相変わらず直球に頼るピッチングで、変化球でカウントを取れず、ストレート勝負してカコーンと打たれるという内容。4回3失点と、ほとんど良いところが無いピッチングだったなり。こちらはかなり心配。今年こそ「万年エース候補」から脱却できると期待していただけに、28日の投球内容はガッカリだったなり。

「阪神のオープン戦開幕投手はシーズンでは活躍できない」というジンクスがあるとスポーツ各紙でも報道されているなりが、開幕までの1か月でなんとか修正して、福原投手もそうならないことを祈りたいなり。ちなみに本当にそのジンクスが本物なのか、過去の阪神のオープン戦開幕投手を調べてみると。

2003年 安藤優也投手(51試合 5勝2敗5セーブ 防御率1.62)
2002年 谷中真二投手(41試合 5勝8敗0セーブ 防御率3.43)
2001年 福原忍投手(39試合 9勝12敗1セーブ 防御率3.13)
2000年 吉野誠投手(34試合 0勝4敗0セーブ 防御率3.99 )
1999年 舩木聖士投手(18試合 2勝5敗0セーブ 防御率3.86 )
1998年 山村宏樹投手(10試合 1勝3敗0セーブ 防御率4.09 )
※()内はシーズン成績。

確かに、以前はジンクスは存在していたように思うなり。その年イチオシの投手がオープン戦開幕投手に起用されるのが常なりが、その期待に応えた投手が少ないような気はするなりね。明確には覚えていないなりが、オープン戦開幕投手をめぐって古里泰隆投手と麦倉洋一投手が激しいバトルを繰り広げていた、なんて年もあったなりねぇ。共に大成しなかった選手なので、余計にジンクスを感じてしまうなり。ただ、見てのとおり、近年はそれほど悪い成績というわけでもないなりね。昨年の安藤投手なんかは、鬼神の如き活躍を見せていたし。

ま、なにはともあれ、オープン戦がスタート。開幕までの1か月を、選手の品定めをしながら楽しみたいと思いますなり。



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