巨人のロベルト・ペタジーニ外野手が「失業」の危機。

2004/02/26 10:19 Written by コ○助

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タフィ・ローズ外野手を近鉄から獲得したことによってチーム内の競争が激化したものの、なかなかペースが上がってこないペタジーニ選手。昨年オフに内視鏡の手術をした左ひざが完治せず、現在「3軍」での調整が続いているなりが、守備位置で競争となる清原和博内野手やローズ選手が好調なことから、開幕レギュラーの座が危ういものになってきているようなり。

ペタジーニ選手は原前監督の下では外野で起用されていたなりが、守備はかなり下手な部類。肩が弱く、動きが緩慢なことから各球団が「穴」としてほくそ笑んでいたのはよく知られた話なりが、堀内監督は当初1塁での起用を検討していたなりね。これは同じくポジションの重なる清原選手が完全に出遅れていたため、ということもあったと思うなりが、任せられるポジションが1塁くらいしか無いというのが正直なところなのではないかと。

そのライバルの清原選手は復帰した途端に紅白戦でも活躍を見せるなど、本来の動きに近いところまで状態が良くなってきている様子。ペタジーニ選手もこれには危機感を覚えているようで、これまで今年はやっていなかったレフトの守備練習を始めたようなりが、弘田外野守備走塁コーチは「今の状態ならあり得ないね」と、これをバッサリと切り捨て。また、外野を守ることが決まっているローズ選手からは「オレがレフトでレイサムがセンターで戦いたいんだ」と、ペタジーニ選手は意に介さずといった感じ。なんだか総スカン状態になっているペタジーニ選手。このままだと行き場が無くなって、本当に「失業」なんてことも……。

ただ、守るべき場所がないとはいえ、ペタジーニ選手の打撃の方はすこぶる好調なようで、バッティング練習ではサク越えを連発しているなりね。他球団のスコアラーがそろって警戒感を強めるなど、打撃にはひざの手術の影響は見られない模様なり。

ペタジーニ選手の打撃を優先して守備位置が重なる誰かを切るのか、それとも守備を優先してペタジーニ選手を切るのか。ペタジーニ選手クラスが当落線上というあたりが、いかにも巨人らしいなりが、悩ましい状況はまだまだ続くことになりそうなりね。

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