NHK大河ドラマ「新選組!」の視聴率が不振。

2004/02/24 23:03 Written by コ○助

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脚本家に三谷幸喜、主演にSMAPの香取慎吾を起用、これまでのイメージを覆す画期的な大河ドラマになるとの触れ込みでスタートした「新選組!」。初回視聴率は26.3%を記録し、まずまずの好スタートを切ったものの、週を重ねるごとに視聴率は下降。早くも20%を割って19%台に突入しているというなり。あれだけマスコミに持ち上げられていた「新選組!」がなぜ……。

こんな逆風ムードになっていることもあって、ちょこちょこと「新選組!」批判の記事を目にするようになってきたなりが、だいたいどの記事も論調としては「コメディータッチすぎる」&「史実を無視しすぎている」ため、大河ドラマの主視聴者層が反発しているのではないか、というもの。

コ○助は放送開始前には「全部録画して見る!」と意気込んでいたものの、実際にはたまに再放送でやっているのを見る程度だったりするなりが、確かに画面を通して大河ドラマ独特の緊迫感のようなものは伝わってこない、とは感じるなり。香取慎吾が画面に映っている時点で、緊迫感を求めるのは酷な気はするなりが、セリフや動きのひとつひとつが、どうも軽薄に見えてしまうなりね。伝統的に重々しい(と思う)大河ドラマにあって異質なのは、5分見ただけでも感じることができると思うなり。

ただし。コ○助はそれが悪いことだとは思っていないなりよ。「新選組!」批判記事の論調は、だいたい二言目には三谷幸喜を降板させるべき、といった展開になるなりが、それは違うだろう、と。三谷幸喜が喜劇を得意としているのは誰もが知っていることだし、NHKが起用に踏み切った時点で三谷幸喜が描く「新選組!」がコメディタッチになることは承知していたはず。面白かろうが、面白くなかろうが、それが三谷幸喜のカラーなわけだし、まさかジェームス三木(独眼竜政宗など)や橋田壽賀子(春日局など)のような脚本を期待していたわけではないと思うなり。

今後「新選組!」の視聴率が上がることは無いかもしれないなりが、NHKは脚本家の交代などには絶対に踏み切るべきではないし、初志貫徹、コメディに徹して「新選組!」を展開していって欲しいもの。それでこそ三谷幸喜を起用した意味があるわけだし、NHKは起用した以上、三谷幸喜のカラーを全うする責任があると思うなりよ。世間に「今年の大河は『失敗作』だね」と言われようとも、コ○助は三谷幸喜の作品が好き。こういう逆風が吹いてきたからこそ、なおさら「新選組!」が見てみたくなってきたなり。ちゃんと見てこなかったことを後悔……。

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