最近ちょこちょこと名前を見かける福田選手のことをご存知なりか？　2月1日付けでベガルタ仙台からパラグアイリーグのグアラニへ期限付き移籍をした選手なりが、18日にはいきなり南米クラブNo.1を決めるリベルタドーレス杯への出場を果たしたなりね。リベルタドーレス杯への日本人選手の出場は、2001年に同じくパラグアイリーグのセロ・ポルテーニョに移籍した広山望選手以来、約2年ぶり、2人目。

福田選手がどんな選手なのか、恐らくよほどのサッカーファンでない限り、詳しく知る人はいないと思うので、簡単にご紹介を。福田選手は1996年に名古屋グランパスでJリーグデビュー。2001年途中からFC東京に移籍し、2003年途中からベガルタ仙台でプレーしていたなり。代表歴は97年の世界ユース選手権に出場したことくらいで、フル代表の経験はなし。

グアラニのことにも触れておくと、グアラニはパラグアイリーグの中では強豪の部類に入るクラブで、昨シーズンは準優勝。現在の監督はセロ・ポルテーニョ時代に広山選手を獲得し、パラグアイで見事に活躍させたマリオ・ジャケ監督が率いている模様。ここら辺の環境は、福田選手にとって、追い風になりそうなりよね。積極的に起用されていきそうなり。

グアラニでのデビュー戦は、リーグ開幕戦のセロ・ポルテーニョ戦。共同通信の記事では「得点につながるパスを出すなど積極的に攻撃参加」と伝えられていたなり。2戦目のソル・デ・アメリカ戦では移籍後初ゴール。そして3戦目がリベルタドーレス杯というわけなり。なかなか順風満帆のデビューを遂げているようなりね。

広山選手がそうであったように、南米のクラブで活躍すれば、ヨーロッパのクラブへの移籍の道も拓けるはず。特にヨーロッパのクラブのスカウトも集結するリベルタドーレス杯は重要な戦いになるなりね。まだ移籍間もないなりが、グアラニでプレーできるのはわずかに半年。日本にも届くような派手な活躍をして、花開いて欲しいものなり。