最近のプロ野球は外国人選手枠が広がっていることもあって、すべての球団の外国人選手を覚えきれないままシーズンを終え、気が付いたときには退団していた、なんてこともよくある話。コ○助も野球名鑑を片手に、いつも四苦八苦しながら覚える努力をしているなりが、昔ほど単純に覚えられないなりよ。1軍に2人まで、ファーム入れて3人までの時代が懐かしいなり。

今季のプロ野球、全体では何人くらいの外国人選手がいると思うなりか？　コ○助もちょっと疑問に思ったので、手元にある「週刊ベースボール」の「2004プロ野球全選手写真名鑑」で地道に数えてみることにするなり（文末の一覧を参照）。すると、両リーグ合わせて56人もの選手がプレーしているなりね。最多は中日の7人。まあ瀬間仲ノルベルト選手に関してはドラフトで指名された全くの新人ながら、ブラジル国籍のため外国人選手枠に引っかかってしまうという異色の選手なので、カウントすることも無いかもしれないなりが、一応入れてみたなり。

スポーツナビの新外国人選手リストを眺めているとショッキングなのが、新加入は16人しかいないということ。と、いうことは40人の選手はすでに昨年からプレーしているということになるなりよ。「全員知っている」と言い切れる自信が無いなり……。プロ野球ファン失格なりねぇ。

新外国人選手は、どの球団ももちろん期待をかけて獲得しているので戦力になることが前提なりが、中でも前評判が良いのはロッテのイ・スンヨプ内野手や阪神のマイク・キンケード内野手、中日の陳偉殷投手あたりなりか。特に注目したいのは陳偉殷投手。年俸1200万円、背番号74という微妙なラインの選手ではあるなりが、台湾のアテネオリンピック代表候補であり、メジャー8〜9球団との競合の末に中日が獲得したという逸材なりね。現在台湾国立体育学院の1年生という、球界初の現役学生選手であり、今後兵役を控えているという点にも注目。なかなか面白そうな選手なり。

開幕まであと少し。今のうちに新外国人選手をとっかかりに外国人選手を覚えておいて、シーズンをさらに楽しんで行きませう。

【セ・リーグ】
・阪神タイガース
（投手）モレル、ウィリアムス、リガン　（野手）アリアス、キンケード

・中日ドラゴンズ
（投手）バルデス、バルガス、ドミンゴ、陳偉殷　（野手）リナレス、アレックス、瀬間仲ノルベルト

・読売ジャイアンツ
（投手）サンタナ、ランデル、シコースキー　（野手）ペタジーニ、ローズ、レイサム

・ヤクルトスワローズ
（投手）ベバリン、マウンス　（野手）ラミレス、マーチン、ユウイチ

・広島東洋カープ
（投手）デイビー、ブロック、ベイル　（野手）ラロッカ、シーツ

・横浜ベイスターズ
（投手）ギャラード、マレン　（野手）T・ウッズ
※ほかにジョン・ターニー（コーチ）

【パ・リーグ】
・福岡ダイエーホークス
（投手）メルカド、ナイト、グーリン、ゴメス　（野手）ズレータ、バルデス

・西武ライオンズ
（投手）許銘傑、張誌家　（野手）フェルナンデス、カブレラ

・大阪近鉄バッファローズ
（投手）バーン、パウエル　（野手）バーンズ

・千葉ロッテマリーンズ
（投手）ミンチー　（野手）フランコ、イ・スンヨプ、ベニー
※ほかにバレンタイン（監督）、ロブソン、ランペン（コーチ）

・北海道日本ハムファイターズ
（投手）ミラバル、ループ　（野手）エチェバリア
※ほかにヒルマン（監督）、デンボ、ブラウン（コーチ）

・オリックスブルーウェーブ
（投手）ク・デソン、ムーア、フィリップス　（野手）オーティズ、ブラウン