まだ阪神ファン以外にはなじみのない桜井選手。もしかしたら阪神ファンを公言する人の中にも桜井選手の存在を知らない人がいるかもしれない（周囲に1名発見。偽阪神ファンと認定）なりが、実は入団当初から一部では騒がれた存在だったなりね。

桜井選手は地元・PL学園から2001年のドラフト4巡目で阪神に入団。PL学園出身の選手は、阪神にも今岡誠内野手、片岡篤史内野手、木戸克彦2軍監督などがいるなりが、意外にも桜井選手はPL学園から直接阪神に入団した初の選手だったなり。桜井選手の高校での成績は、通算本塁打数が26本、高校2年の時に夏の甲子園に出場といったことくらい。これは桜井選手が高校3年生のときに、PL学園野球部の寮内での暴力事件が発覚、対外試合を禁止されてしまったためで、不本意な高校生活を送ってしまったわけなり。そのため、ほぼノーマークで阪神に入団することに。

これまで1軍昇格は一度も果たしていないなりが、入団1年目から次代を担う「和製大砲」として期待を集めるなり。270キロを超える背筋力から繰り出されるパワーは日本人離れしているとの評判で、打撃コーチをたびたび「飛距離は阪神の日本人の中では1,2位」と唸らせるほど。阪神も高校生打者ということで、じっくりと育成する長期計画を立て、この2年はファームで基礎作りに専念していたなりね。ちなみに昨季のファームでの成績は打率.283、7本塁打。なかなかの成績なり。

桜井選手は、今年から1軍監督になった岡田監督が2軍監督時代に育てた選手ということもあって、今年はキャンプから1軍に帯同。いよいよ今年は1軍昇格に期待がかかるわけなりが、なんと主力選手が無理をしないオープン戦の前半戦限定とはいえ、スタメン4番に大抜擢されることになったというなりよ。これはすごい。

コ○助はもちろん桜井選手ウォッチャーなので、当然このチャンスに結果を残して開幕1軍の座を掴んで欲しいと願っているなり。ただ、外野のポジションは選手層が厚すぎる……。金本、赤星、濱中、桧山、キンケード。ここに割って入るのは大変なりが、守備固めでも代打要員でも良いので、なんとか1軍枠に残って欲しいものなり。頑張れ桜井選手。