「Blog(ブログ)」の認知度、わずか6.3%。

2004/02/19 12:11 Written by コ○助

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最近のネットのトレンドといえば、やはりブログ。@niftyやエキサイトがサービス提供に乗り出したこともあって、猫も杓子もブログ、ブログと、ブームの真っ只中といった感じなりよね。もともとアメリカから来たブームなりが、昨年のイラク戦争勃発時に、イラク在住のブログ開設者(ブロガー)が戦地となったイラクの様子を伝えていたことを、Yahoo!トピックスなどが繰り返し報じていたことによって、急速に日本でもブログに関する話題が盛り上がったように思うなり。

ブログとは何か知らない人も多いかもしれないので、簡単にご説明を。技術的には、これまでホームページを運営するにはホームページ作成ソフトなどでページを作って、それをサーバに転送して、という作業が必要だったなりが、ブログはホームページ更新ツールにブラウザでアクセスし、ワープロやメールを書くようにサクサクっと文字を打てばすぐに更新されるのが特徴。体裁は日記やニュースにコメントを付けたスタイルのものが多いようなり。簡単にページが立てられることもあって、雨後の筍のようにネットに氾濫し始めているのが現状なりね。

ところが、最近のトレンドだと思われているブログなりが、ネットアンドセキュリティ総研がまとめた「ブログの最新動向と展望2004」に興味深いデータが出ていたなり。

・ブログの認知度では、「知っている」が6.3%、「知らない」が93.7%
・ブログを知らないユーザーに今後の使用意向を聞いた調査では、「使いたいと思う」が3%、「思わない」が7.5%、「わからない」が89.5%

まず上の認知度なりが、6.3%という数字は「世間的には全く流行していない」と言ってしまっても良い数字なりよね。ネットと世間一般の流行は乖離していることが多いなりが、ブログもまた乖離している現状が浮き彫りになった格好。まだまだ新しいサービスであり、今後ユーザーを開拓する余地が無限に残されているという意味では楽しみな数字ではあるなり。

ただ、下の今後の使用意向はちょっと寂しい数字。「わからない」が9割というのは、「興味がない」と言い換えられそうな気もするし、今後この層をいかに取り込めるか、いかにわかりやすいサービスにしていくかが、ブログがさらなる飛躍を遂げるためのカギになりそうなり。

ちなみに、よく言われるなりがNarinari.comはブログではないので悪しからず。まあここら辺の議論は尽きることがないので、また別の機会にでも。

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