クエンティン・タランティーノ監督がカンヌ映画祭審査委員長に。

2004/02/19 00:39 Written by コ○助

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今年は5月12日から23日まで開催されるカンヌ国際映画祭。毎年審査委員には有名な作家、映画監督、俳優、脚本家や映画批評家などが名を連ねるなりね。昨年は審査委員長に「王妃マルゴ」「インティマシー」などで知られるフランスのパトリス・シェロー監督を迎え、審査委員にはメグ・ライアンや「エリン・ブロコビッチ」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督、「紅いコーリャン」「鬼が来た!」の姜文(ジアン・ウエン)などが名を連ねていたなり。そして今年の審査委員長に選ばれたのがクエンティン・タランティーノ監督。

クエンティン・タランティーノ監督とカンヌ国際映画祭といえば、やはり「パルプ・フィクション」。デビュー作「レザボア・ドッグス」に続く第2作目にして、1994年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞。世界中に「タランティーノマニア」を出現させ、熱狂の渦に巻き込むきっかけとなったなりよね。コ○助も当時「パルプ・フィクション」を観て「タランティーノにやられた」クチなりが、まあなんと面白かったことか。まだ高校生だったコ○助には、鮮烈すぎる作品だったなりよ。テンポの良さ、流れるような会話、音楽や映像のひとつひとつに感じるこだわり。もうすべてが、それまでにコ○助が観たことがあった映画とは違っていたなりね。この作品に高校生の頃に出会えたことは、きっとコ○助にとっては大きなプラスになったに違いないなり。余談なりが、ジョン・トラボルタを初めて意識したのも、この作品だったなりよ。カッチョイイなりよね、この頃のトラボルタ。

そんな想い出いっぱいの「パルプ・フィクション」なりが、実は先日まで六本木ヒルズのヴァージンシネマズにて、期間限定で上映されていたなりよ。しかもプレミアスクリーンという、座席が広く、リクライニングがついている素敵なスクリーンで。1000円で観られるということもあって、スケジュールの無理をおして、コ○助も観に行ってきたなり。

平日の午後という、普通の人は観られないような時間帯だったなりが、コ○助が行ったときには、ほぼ満席の状態。学生風の人が多いのかと思いきや、結構コ○助と同じくらいか、もっと上の年齢っぽい人が多かったなりよ。しかもスーツ着ている人も多かったし。営業さぼって観ている人が多かったのかもしれないなり(笑)。でも、きっと「パルプ・フィクション」をスクリーンで観たいと思うのは、世代的にどうしてもそれくらいなのかもしれないなりね。

実に10年ぶりくらいに観た「パルプ・フィクション」は、意外なくらい内容を忘れていたこともあって、とても楽しむことができたなり。この10年の間に、クエンティン・タランティーノ監督の作品をいろいろと観てきたことで、その会話のユーモア溢れる一言一言を楽しむ術を身につけていたからかもしれないなりが、例えば、この作品のファンなら誰でも知っている冒頭部分のジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンが車の中でするハンバーガーの会話なんかは、改めてすごさを感じるなぁ、と、えらい感動しながら観入ってしまったなりよ。あえて今言うことでも無いなりが、「タランティーノは天才だなぁ」としみじみ感じさせられたなり。

ま、そんなクエンティン・タランティーノ監督がカンヌ国際映画祭の審査委員長として、どんな仕切を見せるのか。そしてどんな作品をチョイスするのか。その視点にも注目しておきたいところなり。

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