説明不要のゲーム界の巨人、スクウェア・エニックス。「ファイナル・ファンタジー」のスクウェアと、「ドラゴンクエスト」のエニックスが合併してから、もうすぐ1年が経とうとしているなりが、合併前と比べて何が変わったという印象は特にないなりよ。ドラクエ関連のソフトがいっぱい出ているなぁ、と思うくらいで。それが合併と関係あるのかどうかは分からないなりが（笑）。皆さんはこの1年のスクウェア・エニックスを見て、どんな印象を受けたなりか？

現在、スクウェア・エニックスの舵取りをしているのは、元スクウェア社長の和田洋一氏。野村証券からゲーム業界に転身した経歴を持つ和田氏なりが、無類のゲーム好きとして有名な人なりね。なんでも休日にはオンラインゲームに数時間費やすことから、家族から「会話して欲しい」とせがまれるほどなのだとか。好きなものを仕事にして、好きなものを発展させていく役割を担う。こんなに面白い仕事をしている人はいないなりよね、きっと。羨ましい話なり。

「私が着任する1-2年前に、相当リストラもしていたので、人材の流出もかなりの勢いでしたし、人の気持ちの傷み方が激しかったですね」
「就任した時に、社員に最初に話したのは『パラダイスなんかどこにもない。ここをパラダイスにしよう』という趣旨のことでした」
「もっとも革新的なコンテンツを提供して、最も多くの人に愛され、最も収益の上がっている会社にしたい」

そういえば、映画の失敗から経営危機と言われていた時期のスクウェアは、本当にヤバイ臭いが漂っていたなりが、合併後は全くそんな不安は感じさせないなりよね。これも和田氏の舵取りの成果といったところなりか。

今後は3月にプレステ版「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」を発売するほか、夏には「FINAL FANTASY XII」が発売される予定。また、正式に発売時期のアナウンスは出ていないなりが、「ドラゴンクエストVIII」も開発が進められているなりね。大作目白押しのスクウェア・エニックス。FOMAにも旧作の配信を開始したし、恐らく年末登場予定のソニーの携帯ゲーム機「PSP」にもソフトを供給するはず。今年は元気な一年になりそうなりね。優良な新作の登場に期待なり。