公開から1か月近くが経過したこともあって、最近ではすっかりCMも流れなくなってしまった映画「解夏」。皆さんはもう観に行ったなりか？　

「解夏」はさだまさしの原作を磯村一路監督が映画化した作品。視力を失う難病「ベーチェット病」に冒され、恋人との別れを決めた大沢たかおと、病気を知ってもなお一緒にいたいと願う恋人・石田ゆり子との揺れる心を描いた作品なり。コ○助も公開直後に観に行ったなりが、何度も涙がこぼれそうになるシーンがあって、ずっと我慢していたのに、最後の最後でやっぱり涙を流して泣いてしまったなりね。普段映画では泣かないコ○助なりが、自分の立場に置き換えながら観ていたら、とても悲しい気分になってしまったなり。実に「泣ける」作品だったなりね。

ちなみにYahoo!ムービーの評価は3.5点（2月16日現在）とやや落ち着いた感じ。やはりあらかじめ「感動する」「泣ける」と身構えてから観ると、意外と期待通りとはいかないものなりよね。公開からしばらくの間は4.3点くらいで推移していたので、何の予備知識もなく「解夏」を観られた人が一番感情移入しやすかったのかもしれないなり。

そんな「解夏」なりが、4月からフジテレビの「月9」枠で「愛し君へ（仮）」として連続ドラマ化されることが明らかとなったなり。主演は菅野美穂と藤木直人。菅野美穂では石田ゆり子のような物憂う雰囲気が弱く、やや軽い感じがするなりが、まあ「月9」という枠を考えると仕方ないところなりか。あまり重々しいドラマを放送したことが無い枠なりからね。そこは「月9」らしい、新たな「解夏」になるのではないかと。

設定もかなり変更されるようで、大沢たかおが演じていた青年の職業は、小学校教師から売れっ子ファッションカメラマンに変更。家族構成の設定などもかなり変更されるようなり。

映画「解夏」は約2時間という時間の制約があったので、どうしても描写が薄っぺらいと感じるところがあったなりが、連続ドラマなら約10時間以上の大作になるだけに、どこまで人物が深く描かれるのか楽しみなりね。その分、感動も大きくなりそうな予感。まあ石田ゆり子＆大沢たかおの主演二人が菅野美穂＆藤木直人になることへの不安があることは否めないなりが。

現在放送中の「月9」ドラマ「プライド」とはまた違った意味で注目のドラマになりそうなりね。