低炭水化物ダイエットの火付け役、死亡時は太っていた?

2004/02/14 06:45 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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猫も杓子も『ロー・カーブ(低炭水化物)』ダイエットな最近のアメリカ。その火付け役のリチャード・アトキンスさんは、栄養博士で昨年72才で亡くなったんですが。

凍った道路で頭をぶつけて、その後意識不明のまま病院で亡くなったので、事故死ということになっていたのですけど、その死亡時のカルテの内容が人々の知るところとなっちゃいまして。なんと、死亡時の彼の体重は115キロで、りっぱな肥満体型だったと言うのです。

しかも、そのカルテにはアトキンス氏の心臓疾患などの記憶も残され「低炭水化物、高脂肪、高たんぱく質」な食生活を推奨してきた彼の生前の論理に、一気に疑問を投げかけてしまいました。

もちろん、アトキンス・ダイエットを推奨する団体も反論ステートメントを発表。

「アトキンス氏は死亡時に内臓の働きが弱っており、その為体内に水分をはじめ色々な老廃物が溜まっていたため、体重が増えただけである。事故前は90キロ前後であり180センチの博士にとっては健康的な体重であった。心臓疾患については生まれつきで、食生活とはなんの関連もない」

本当かしら。

しかし、大流行中のダイエットの創始者が太っていたら話になりませんわな。これで、少しは下火になるのか低炭水化物ダイエット?

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