とあるオーストラリア人の悲劇。

2004/02/12 02:34 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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シドニー近郊の海岸で、海岸救助隊の小屋に助けを求めにきた青年、ルーク君。

ルーク君:「た、たすけてぇ〜」
救急隊員:「どうしました!?」
ルーク青年:「さ、サメに足をかまれました…」
救急隊員:「そりゃ大変だ!今すぐ傷口を見せて下さい」
ルーク君:(足を上げる)
救急退院:「ぎゃーーーーーー!」

なんて会話があったかどうかは知りませんが。なんとルーク君の足には体調60センチのサメが、まだ食いついていたのです。

このサメ。海岸沖を泳いでいたルーク君に噛み付いたワケですが、よほど彼の足が美味しそうだったのか…。ルーク君がもがいても鋭い牙で離さなかったのです。

しかし、青年も負けない。なんと砂浜までの約300メートルをサメを足にぶら下げたまま泳ぎきり、さらに自分の車までズルズルと這っていき、なんと車を自力で運転して救急隊員の小屋までたどり着いたのです!

驚いたのは救急隊員だけではございません。海岸でサメを引きずるルーク君を目撃した人も何人かいるらしく、数人がかりで魚を引き剥がそうとしたとか。でも、勝負に勝ったのはサメ。ご馳走は逃さないとばかりに海からあがっても喰らいついたまま…。

幸運にも救急隊員はどうすればサメが口を離すかと言う知識があり(何でも、エラ部分に真水をかけるといいらしいですよ)、やっとのことでルーク君は自由の身。怪我はひどかったらしいですが、命に別状はないとのこと。

ちなみにルーク君に噛み付いたのは『オオセ』と呼ばれるサメの一種。気が荒く歯も鋭いのが特徴で、全長3メートルにもなるサメだそうです。

いやあ、小型のオオセで良かったねー(汗)。

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